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【プロ野球】

巨人の3年目・岡本にミスター太鼓判 「完全に成長している」

2017年2月13日 紙面から

紅白戦でタイムリー二塁打を放つ岡本(七森祐也撮影)

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 根性で捕って、執念で打った。左翼挑戦中の巨人・岡本和真内野手(20)が宮崎キャンプ最終日の12日、サンマリンスタジアム宮崎で行われた紅白戦に白組の「6番・左翼」で先発出場。守ってはダイビングキャッチ、打っても4打数3安打1打点の大爆発。キャンプ地を訪問している長嶋終身名誉監督も「完全に成長している」と褒めた。

 足が遅くてお世辞にも美技とは言えない。だが、今の岡本にはガッツがある。5回。左中間へ打球が飛ぶ。中堅手を制して、そのままダイブ。ど根性でグラブに収めた。

 バットを持てば3安打をマークした。1回2死一、三塁では昨季2桁勝利を収めた左腕・田口から、右翼線への適時二塁打を見舞った。3、5回には左前打。7回1死二塁では遊飛に仕留められたものの、攻守で存在感を発揮した。

 立場は追い込まれている。1年前は三塁レギュラー候補筆頭として実戦に出続けた。だが、結果を出せずに村田に奪われた。オフにチームはマギーを獲得。もう、三塁に居場所はない。左翼にしがみつき、開幕1軍を手にしたい。

 「(ダイビングキャッチは)ギリギリで体が勝手に動きました。自分は打つ方が最優先。継続したい」と語る。高橋監督は「(左翼手を)やり始めにしては無難にできているのかな。試合にもどんどん(左翼で)出していこうかなと思います」と語った。

 長嶋終身名誉監督から「ライトとレフトにヒットをね。いいバッティングしている」と認められた背番号38。ドラ1入団から3年目。その鼻息は荒い。

  (川本光憲)

 

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