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【ドラニュース】

ゲレーロ2発 ド派手デビュー

2017年2月13日 紙面から

中日−ハンファ 1回裏1死二塁、ゲレーロが中越えに先制2ランを放つ(小沢徹撮影)

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 ゲレ砲いきなり2発!! 中日は12日、沖縄・北谷球場で韓国・ハンファと今キャンプ初となる対外試合を行い、18−1で大勝した。来日後初実戦となった新外国人のアレックス・ゲレーロ内野手(30)は3番・三塁で先発し、初打席で中越え弾を放つなど3打席で2本塁打の活躍。約10カ月ぶりの試合というブランクを吹き飛ばし、またしても本物であることを証明した。

 4日ぶりに温かな陽光が降り注いだ北谷の空に描いた2本のアーチは、新天地での成功を予感させるに十分な迫力だった。森新体制の初戦となった練習試合。ゲレーロにとっては来日デビュー戦であり、約10カ月ぶりとなる野球の試合。待ち焦がれていた真剣勝負の場で、いきなりぶちかました。

 1回1死二塁の第1打席、06年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)韓国代表の右腕、ペ・ヨンスの2球目の直球を強振。バックスクリーン横に飛び込む130メートル弾で観衆の度肝を抜いた。4回先頭の2打席目は2番手の22歳右腕、キム・ジョンスの緩い変化球にタイミングを狂わされて中飛に倒れたが、この回再び巡ってきた2死一塁の第3打席はこれを伏線にする。同じ投手の変化球に、泳ぎそうになるところをこらえ、しっかりと捉えた打球は切れずに左翼ポール際へ。「生きた球を見ていなかったなかで、ああいうスイングができたのは満足」。万雷の拍手のなか力強く右腕を突き上げたゲレーロ。取り戻したこの勝負勘こそが、この日最大の収穫だった。

 「正直言うと、僕自身も驚いている。1年近く投手と対戦していなかったのに。要因は(その間に)しっかりと練習してきたことだ」。昨年4月に一方的なマイナー落ちを拒否してドジャースとの契約を解除。再び試合に出る日が来ると信じて10カ月間も続けてきた孤独なトレーニングの成果が出た瞬間でもあった。

 

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