アプリの個人開発者で集まって、
「アプリぼろくそ会」という、
なんだか恐ろしい名前の会を開催しました。
趣旨としては
開発中にアプリに対して、遠慮のない意見をぶつけよう
というところです。
本気で遠慮なしに意見を言うのってなかなか難しいと思うんです。
お互いアプリ開発者なので、どれだけ苦労してるのかもだいたいわかる。
とても親しい仲でもないと、遠慮してしまったりして。
ということで、
自分のことは棚に上げて、
遠慮なくぼろくそ言ってやろうぜ!という集まりです。
会場は、なんと大阪グランフロント大阪。
@hitonomichiさんのおかげで使わせていただけることになりました。
感謝、感謝。
会場提供しました🤓
— ひとのみち (@hitonomichi) 2017年1月16日
グランフロント大阪なので梅田・大阪駅直結🚶♀️🚶
人のアプリを直接ぼろくそに言うなんて!絶対に参加してはダメだ!ダメったらダメー! https://t.co/50l89ST646
こんな感じの素敵空間!
ボロクソ会会場入り pic.twitter.com/7UcgQYg7Ji
— takaoka@アプリ開発 (@takaoka_hide) 2017年2月12日
今回は4人のアプリがぼろくそ対象でした。
事前にTestFlightで配布・・・だったんですが、
一部審査の遅れから結局adhocビルドでの配信も。
事前のアプリ配信については次回要改善です。
持ち時間は1人あたり30分。
アプリは事前配布したので、
それぞれすでに触って、ぼろくそ言いたいポイントはおおよそまとまってる模様。
さあスタートです。
ぼろくそ言う内容を
複数人で同時にかけるし、あとで見返せるのでとても便利。
書いた人から作者に対して容赦ない言葉をかけていきます。
(どれも開発中のアプリなので詳細は書けません・・・)
広告の位置が悪い、UIがわかりにくい、この画面は面白くない、
ターゲットが若い女性なのにかわいくない、温もりがない、
意味がわからない、この機能はいらない、
イラっとする、動きが気持ち悪い、もっと褒めてほしい、
バグだ、自分だったら1分で離脱するぞ、
途中で投げた、みかん万能、
長谷川町子先生に謝れ!
羅列するとちょっと意味がわかりませんが、
実際のところ思ってたよりも建設的な意見が多かったと思います。
そして厳しい。
自分がつい手を抜いてしまったポイントを
ぐさぐさと指摘されました。
作者は反論禁止というルールにしたので、
自分ではこう思ってるのに!とか言い訳をしたくても言い返せません。
30分が過ぎるころには、
シートはびっしり、改善ポイントで覆い尽くされました・・・。
自分のアプリがぼろくそに言われて
かなり有意義だったと思いました。
作っててちょっと妥協してしまったところ、
サボったところ、気づいてなかった悪い点、
どんどん出てきました。
多分これやらなかったら直してないところが多いと思います。
一方で、指摘されたけど理由があって直さない点もあります。
ぼろくそ言われまくって、あとはどうするかは本人次第でいいかと思ってます。
ぼろくそ会の自分のシート見直してる。1番言われたところは確かにそうかと思うので仕掛けから考え直すか。 #ぼろくそ会
— STUDIO SHIN (@studioshin) 2017年2月12日
他人のアプリをぼろくそ言ってみて
まずは単純に楽しかったです。
開発中のアプリの欠点を真剣に探してぶつけたつもりです。
あと、他人の本気の意見も聞けるのもよかったです。
自分とは違った感性での指摘を聞くと、
そういう見方もあるのかと発見がありました。
自分以外のアプリの意見も参考になるからあとで見直そう。#ぼろくそ会
— しんいち@ナンプレLv999 (@shinichi399) 2017年2月12日
ぼろくそ言ったあとは
居酒屋で懇親会。
ぼろくそ言ってても、ちゃんと仲良くできました。
私ビール飲めないけど、これなら飲めるよと勧められたやつが全然飲めなかったので #ぼろくそ会 のやつら許せん
— しんいち@ナンプレLv999 (@shinichi399) 2017年2月12日
まとめ
今回は参加者6人と小規模開催でしたが、
そのおかげもあって顔を見て思う存分言い合えるいい会になったと思っています。
反論禁止のポリシーについては、この会としてはこれでよかったんじゃないかと考えてます。
実際のユーザーからしたら開発者がどう思って作ってるかなんて知ったことではないし、説明しなければ伝わらない意図ならばそれは伝えられていないのがいけないので。
今回でも、あとで意図を話したらなるほどねってなったりしました。けど、意図を話さなきゃなのはやっぱ負けなような。
ぼろくそ言われまくったそのあとに、作者とその他の参加者で話し合える時間を作れたらもっといいのかもしれません。
その他にも反省点はいろいろと。
・アプリの配布
3日前にはTestFlightに申請するなどのルールをちゃんと決めるべきだった
・当日アプリを触るだけの時間がなかった
そういう時間作るって言ったのに。すみません。
・ぼろくそ言うアプリの開発状況
あまりに未完成なアプリだとぼろくそに言いづらかった。
50%くらいはできてからにした方がよさそう。
・この会の名称
「ぼろくそ会」は怖い
さて、次回ですが、
ぼろくそ言われるアプリがないと始まらないですが、
三ヶ月後くらいにまた開催できたらいいな!
開催の告知がなくても、
自分のアプリをぼろくそに言ってくれという方がいましたら、
ぜひお声がけください。