2月13日(月)幸福の科学について
芸能人と宗教、とくに新宗教の関係については、今年の初め、産経のオピニオンサイトに書いた。
今回は、幸福の科学のことが話題になっているが、この教団、昔とずいぶん変わった。1990年代は、フライデー事件のように攻撃的で、すぐに巨額の訴訟にもちこむということで、批判も論評が難しかった。私も訴えられたことがある。
それが、次第にそういう傾向がなくなってきて、とくに学校を作るようになってから、対社会ということを意識するようになったためか、外に向かってオープンになってきた。ただそこにはもう一つ、創価学会から流れた人たちが幸福の科学の中で表に出なくなったことが影響しているように思う。昔テレビでやりあったこともある当時の№2もそうだったし、ほかにも、「信仰がない人間には宗教はわからない」と、激しく論難してきた人間もいた。№2はやめてしまったし、最近では、元創価学会の幸福科学の人には出会わなくなってきた。それが、幸福の科学の攻撃性を弱めることにつながったのではないか。現在では、新宗教のなかでもっともオープンなところになっている。
文部科学省から、大学の認可を認められなかったときにも、それほど強く抗議もせず、耐えている印象もあった。あれは、文科省の方が理不尽に思えるし、当時の文部大臣は実は幸福の科学の会員だったと聞いたことがあるので、事態は複雑だ。
興味深いのは、私とやりあった№2が、幸福の科学を辞めてからカトリックになったこと。創価学会⇒幸福の科学⇒カトリックという道を歩んだことになる。大川総裁の元夫人も辞めてからカトリックになった。となると、幸福の科学とカトリックに親和性があることになるが、今回の女性タレントも、教団の2世らしいが、問題が倫理道徳にかかわることだとすれば、案外幸福の科学とカトリックは似ているのかもしれない。いろいろと考えさせられることが多い。
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