文部科学省の元幹部 慶応大学にも天下りか
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文部科学省が組織的に天下りを行っていた問題で、慶応大学にも去年、退職した元幹部が再就職していたことが関係者への取材でわかりました。再就職にあたっては、人事課のOBを仲介させていたということで、文部科学省の調査チームは違法な天下りを禁じた国家公務員法に違反する疑いがあると見て、調べています。
一連の天下り問題を受けて文部科学省は、外部の有識者を交えた調査チームを設置して、天下りの規制が強化された平成20年以降に大学などに再就職したケースが違法でないか、調査を進めています。
こうした中、去年3月に退職した元幹部が、およそ2か月後に慶応大学の参事に再就職したときに、文部科学省の組織的な天下りを仲介していた人事課OBの嶋貫和男氏のあっせんを受けていた疑いがあることが関係者への取材でわかりました。
このOBは、文部科学省の人事課から提供された元幹部に関する情報を基に慶応大学の人事課と再就職に向けたやり取りをしていたということです。
この再就職については、すでに辞任した前川前事務次官や当時の人事課長も了承していたということです。再就職した元幹部は、私立大学への助成金などを担当する私学助成課長などを経て、去年3月退職していました。
一連の問題では、すでに早稲田大学に再就職した元高等教育局長のケースを始め、合わせて10件が天下りのあっせんを禁じた国家公務員法に違反するとされていて、調査チームでほかにも違法なケースがないか、調べを進めています。
こうした中、去年3月に退職した元幹部が、およそ2か月後に慶応大学の参事に再就職したときに、文部科学省の組織的な天下りを仲介していた人事課OBの嶋貫和男氏のあっせんを受けていた疑いがあることが関係者への取材でわかりました。
このOBは、文部科学省の人事課から提供された元幹部に関する情報を基に慶応大学の人事課と再就職に向けたやり取りをしていたということです。
この再就職については、すでに辞任した前川前事務次官や当時の人事課長も了承していたということです。再就職した元幹部は、私立大学への助成金などを担当する私学助成課長などを経て、去年3月退職していました。
一連の問題では、すでに早稲田大学に再就職した元高等教育局長のケースを始め、合わせて10件が天下りのあっせんを禁じた国家公務員法に違反するとされていて、調査チームでほかにも違法なケースがないか、調べを進めています。
慶応大学「文科省OBから情報提供受け採用」
これについて、慶応大学は「文部科学省OBの嶋貫氏の情報提供を受けて、去年6月に文部科学省の元職員を所定の手続きを経たうえで採用しました。採用のしかたに問題があったとは考えていませんが、文科省の調査には協力していくつもりです」と話しています。