投資先や買収先は、安く買えばいいというもんでもない。
安いには理由がある。
現金が眠るよりは買収というのは、安定期にあるトップ企業のやる事。
強烈に成長している企業は、自社に使う事が正しいし、それ以外であれば自社より成長する企業に投資しなければ資本効率が悪い。
資本効率が悪いんだからやめようと言える論理性を有してないとダメだと思う。
ガバナンスがなどと言ってる時点で、大企業が攻めて来て自社の領域取って行ってしまうのに気付かないといけない。
結果、市場に言いくるめられて、既存事業を強烈に赤字にして、勝負ありにせずに、利益を出して、外部に投資してるようじゃ、相手に隙を与える為にガバナンスを効かせているようなもの。
もし、そうするのであれば、自社より資本効率が良いものを血眼で探すくらいの努力が必要。
そうではなくて、既存事業の中の利益の範囲内でやるんだ!というのであれば、複数事業を営む大企業が少し利益を削ると、同じこと以上の事をやれてしまう。
明確に競争戦略で構造上負けている戦いを、市場への上目遣いで経営している会社の多いことに日本のベンチャー業界は、メガベンチャーが生まれない原因として捉えたがいいと思う。