歩道で歩行者に自転車のベルを鳴らしまくる奴らが許せない
先日、歩道を歩いていたら後ろから走ってきた自転車に乗ったおじさん(60歳位)にベルを鳴らされました。
しかも、チリンチリンチリンチリンチリンチリン!!と何回も思いっきり鳴らされました。
私が歩いていた歩道は自転車通行可の標識がある場所ではないし、車道外側線の外側も自転車が走れそうなスペースはあります。
そもそも歩行者優先なのに厚かましくも、
「邪魔だ!どけ!」と言わんばかりにイラついた顔をされたので私の方もイラっと来てどきませんでした。そしたら、
「どけって鳴らしてるだろ!どけよ!聞こえないのか!」
「危ないだろ!馬鹿野郎!」
と舌打ちされながら怒鳴りつけられました。
はぁ~~~~~~!!??危ないのはお前の方だ馬鹿野郎!
これに私の怒りは頂点に達して、言い返そうと思いましたが物騒な世の中、何があるか分からない。
私が無言のまま端によけて振り返ったら、狭い歩道の脇を舌打ちしながら走り去っていきました、クソジジイ。
歩道を我が物顔で走る自転車
こんな経験みなさんありませんか?わたしはこれまでにも何回もあります。
1人で歩いている時以外にも、娘をベビーカーに乗せて歩いている時に、ベルを鳴らしながら猛スピードで自転車のおじさんに突っ込まれそうになったこともあります。
自転車は軽車両なので車道を走るものですが、車通りの多い車道が危ないと感じ歩道を走りたくなる気持ちも分かります。
もちろん自転車通行可の歩道もありますが、その場合でも歩行者優先は変わりません。
それなのに、何故あの人たちはあんなにも偉そうに走っているのでしょうか?
我が物顔で歩道を走り、自分たちの通行の為にベルを鳴らして歩行者をどかすなど一体何様のつもりなんだ?
若い人でもいるのでしょうが、私が今まであったのはいずれも年配者で男女共にいます。年はとってるくせに傲慢であまりにも無知、何か大きな事故を起こしてからでないと分からないのでしょうか。
歩道を自転車で走るためには歩行者の保護は当然
歩道を自転車が走る場合にはどのような注意点があるのでしょうか?分かりやすくまとめているものがありました。
歩行者が優先です
- 歩行者がいるとき
すぐ停止できる速度で徐行してください
歩行者の通行を妨げるときは止まってください
歩行者に対してみだりにベルを鳴らしてはいけません- 歩行者がいないとき
すぐに徐行できるような速度で走ってください道路交通法第63条の4 国家公安委員会告示「交通の方法に関する教則」第3章第2節の2
こんなことを守っている自転車の方が少ないのではないでしょうか?歩行者の通行を妨げる場合はそっちが止まれよな!
もちろんこれは自転車通行可の標識がある歩道、やむ終えず歩道を通る場合においての注意点です。
また、今回私がチリンチリン鳴らされたベルは本来歩行者にむやみに鳴らしてはいけないとされています。
車両等の運転者は、法令の規定により警音器を鳴らさなければならないこととされている場合を除き、警音器を鳴らしてはならない。ただし、危険を防止するためやむを得ないときは、この限りでない。
道路交通法54条の2より
危険を防止するやむを得ない場合というのは、左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路のまがりかどなどですね。
むやみやたらにベルを使用するのは、警音器使用制限違反にあたる可能性があり、この場合は2万円以下の罰金又は科料に処せられます。
ベルを鳴らしまくって歩行者をどかそうと思っている所が本当に腹が立ちます。徐行しながら、「すみません」「通してもらえますか?」どうしてこの言葉が言えないのだろうか・・・。声をかけるのが嫌なら歩道を出るか、降りろよと思います。
自転車も人の命を奪ってしまうことがあるのだとよく考えて欲しい、猛スピードでベル鳴らしながら突っ込んでくる人が(鳴らさず猛スピードは論外)私の大切な人を危険な目に合わせたらと思うと怖い。
ベルを鳴らす人の言い分
ちなみに私のママ友の中でこのような話になったら、皆が自転車に嫌な思いをしていた中、こんな方がいました。
「え~!普通に沢山鳴らすよ、どけっ!と言う気持ちじゃなくて通して!と言う気持ちで鳴らしてるし。聞こえないのかと思って鳴らしまくる時もある」
「ベル鳴らさずにぶつかって事故になるなら、鳴らしてどいてもらった方がいいでしょ」
な・・・なるほど?鳴らしている人の気持ちまで歩行者が分かる訳ないのだがと思うのですが、鳴らす人はこんな感じでチリンチリンやってるんでしょうかね。
確かに歩道を走ると歩行者から「車道走れ」と言われて、車道を走れば車から「歩道走れ」と言われることもありますし、自転車側もストレスたまるのでしょうか。
個人的には自転車通行可の歩道や、やむを得ない事情の場合は法律で定められているように歩道を走るのが良いと思いますが、その場合はスピードを出さない、歩行者の横を通る時はむやみにベルを鳴らさず一声かけてくれたら・・・こんなにベルが嫌われないと思います。
「チリン、チリン」と必要最低限鳴らして「すみません」と言われるなら私は嫌な気持ちになんてならないです。本当に危ない時に鳴らさなくても怖いので、お互い譲り合う気持ちを持ちたいですね。
声を出すよりもベルが通るのは分かりますが、歩行者にどいてもらったら一言かけるのが礼儀だと思います。
ランナー専用のベル、「ランベル」の説明が凄すぎる
みなさん、ランベルというものをご存知でしょうか?
ランナーが腕に付けて鳴らすベルの事です。ランベルは東京在住のNadolny夫妻が考案した物だそうです。
ランナーが指にはめて使用し、歩行者をぬく10メートル手前になったらベルを鳴らすのだそう。その時「ありがとう」と言うのがランベルのルールです。
歩行者を抜いたら、スペースを空けてくれた彼らにお礼を言うのをお忘れなく。手を挙げ、ランベルを振り、「ありがとう」と言いましょう。「ランナーの手に付いているあの光っているものは何?」って歩行者を驚かせましょう。
驚かせましょうって・・・、まぁいいけど・・・。
ランベルの使用例は以下のように書いてあります。
- 道が塞がっている場合
- 複数の事をスマホで同時に行う人
- 傘をさしている場合
- バスの停留所
- 見通しが悪い角
- T時の交差点での飛び出し
- 旅行者
- 地下鉄の駅
- トレイルラン
確かにランナーが道を通る時にスピードが出ていると危険ですから、この中でいくつか分かるものもあるのですが明らかに気になるものも。
バスの停留所
どうして都市は道路とバス待合所の間にほんの数インチの歩道しか設けていない設計をするのでしょう?正確にそこを通り抜けるのは厄介で危険を伴います。バスが到着したならば、乗り降りするたくさんの乗客をわざわざ気に掛けていられません。
ランベルの「 チンチン」を素早く鳴らせば、あなたがうまく通り過ぎようとしていることをみんなに知らせてくれます。
わざわざ気にかけていられませんって・・・勝手に走ってるんだろ!気にしろ!
地下鉄の駅
混雑している地下鉄の駅では、たくさんの人々が何時如何なる時でも出入りしているものです。人が急に予測し得なく直角に曲がったり戻ってきたりするのに気を付けて。そのような時は、必要に応じてランベルを使ってみましょう。
地下鉄の駅でも走る気か!?それとも普段使いを推奨しているの?どっちにしろ地下鉄の駅でチリンチリンならしたらうっさいわ!うっとおしいわ!
確実に変な目で見られますし、もしかしたら駅員さんが駆けつけてくるかもしれないので注意。
ランベルは自分に酔いまくっている商品説明がスゴイ
いやーーー、びっくりした。ランベル付けてるランナーにまだ会ったことがないんだけど結構売れているのかな?
ランベルのスゴイと思ったところが、製作者のコメント含めて公式HPでの説明が全く悪びれていない所です(汗)それどころか「ランベルの美しい音色を歩行者に聞かせてあげましょう!」というノリなんです。
ランベルのキャッチコピーは「ランベル、モッテル?」です。どこかで聞いたような感じなんだけど大丈夫なのか。
この公式PR動画も何故かかなりスタイリッシュです。
ただ、ランベルはチリンと鳴らしたら、手を上げて(ランベルを見せて驚かせながら)「ありがとう!」と言うのがルールなのでまぁこれをやられたら悪い気はしないかな・・・?