【ヒューマン】
杉山清貴(左)、菊池桃子【拡大】
「自由に作りたいもの、聴いて気持ちのいいものを作ってきました。だから30周年だといって構えたりはしない。今年もこのまま無事に終わればいいという感じ」といたずらな少年のように笑うが、それだけファンを満足させる自信の表れでもある。
現在は神奈川・湘南地区で暮らす。小さいころと同様、家は海の目の前。休日は30歳からハマったボディーボードとサーフィンに繰り出す。海が好きだからこそ、鎌倉の海をきれいにするボランティア活動を20年以上も継続。公私ともに“海の男”は日焼けした顔と体がたくましい。
「僕から音楽と波乗りを取ったら、何も残らない。歌うときのキーが若いころと変わらないのは波乗りで体力をつけているおかげもあるけど、ずっとライブを続けているから声帯も強いんじゃないかな」と笑顔。
杉山は今月からギターの弾き語りで「OCEAN」のツアーを行い、各地で大好評。“好きなこと”で軽やかに生きるヒントも、歌を通して伝わりそうだ。