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健康なおじさんを目指す

中年男性の健康がテーマです。

低い平熱は、不健康な証拠!健康な平熱は37度。

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1.平熱って、何度か知っていますか?

体温は健康状態を知るうえで、重要な指標の1つです。

病院に行くかどうかを、熱が高いかどうかで判断しますよね。

だいたいの人は、微熱なら市販薬で済ませるのが、ほとんどかと思います。

で、ここで質問です。

あなたの微熱って何度ですか?

あなたの大切な人(家族、恋人)の微熱って何度か知ってますか?

なんも考えなしに「37度くらいじゃね?」と答えたら、アウトです、、。

最悪、大切な人が死に至る場合があります。




人によって平熱の温度は異なります。

子供の体温、大人より高いですよね。

女性の場合、周期的に高くなりますよね。


単純に体温計の数値だけでは、それが微熱なのか発熱なのか判断は難しいです。

平熱が36.5度の人にとって37度は微熱でしょう。

でも、平熱が35.5度の人にとっては、37度は発熱の危険があります。


今の自分、家族、大切な人の平熱を知っておくことは、健康状態を判断する時にとても大切なことになります。


あなたの平熱は何度でしょう。

あなたの大切な人たちの平熱は?


年齢とともに平熱は変わっていきます。

1年に1度は計っておいて下さい。



2.低体温は色んな病気のトリガーになってしまう

なぜ低体温が騒がれてるかというと、人間の健康を害するからです。

低体温は、本当に体にとって危険な状態で、色んな病気のきっかけになり得ます。

例えば、肌荒れ、便秘、胃潰瘍、糖尿病、メニエール病、パーキンソン病、認知症。それに、喘息、アトピー、花粉症もそうです。

低体温だけが原因ではないですが、低体温だと発症リスクがかなり高くなります。


医学的には、健康な人の平熱は、36.5度から37.1度になります。

37度を超えたら熱でしょ?と思うかもしれませんが、身体にだるいとか辛いという自覚症状がないなら、37.1度は微熱ではなく、健康な平熱になります。

「今日の自分は健康!」と思うときに平熱を計ってみて下さい。

この間に入っていなければ、低体温の危険があります。



3.現代人は低体温がマジョリティ

どこの国の医療機関の発表か忘れましたが、今、平熱が36度以下という「低体温」の人が増加中なんだそうです。


なぜ「低体温」の人が多いのか。

一番の原因と言われてるのが「ストレス」です。


ストレスには、身体的ストレス、精神的ストレス、環境ストレスなど、色々なあります。

このストレスから健康を保つため、人間には二つの機能が備わってるそうです。


一つは自律神経のバランス。

人間の体は、「交感神経」と「副交感神経」という二つの自律神経が交互に体を支配することでバランスをとっています。

例えば、働いている時、運動をしている時など、アグレッシブに活動しているとき、体は交感神経の支配下にあります。

逆に、寝ているときやリラックスしているときは、副交感神経が支配しています。

そして、私たちの体をさまざまな病気から守ってくれている免疫システムも、この自律神経のバランスの制御下で機能するようにプログラムされているのです。

自律神経のバランスは、パイ菌やウイルスなど体の外側から侵入してきたストレスから体を守る免疫系システムを司っています。


もう一つの機能は、ホルモンのバランス。

ホルモンバランスは、体を構成している細胞が受けたダメージ、つまり体の内側で生じるストレスに対して働きます。

このホルモンバランスを司っているのは、「副腎」という腎臓の上にちょこんと乗ってる、おにぎり型の小さな目立たない臓器です。

腎臓のそばにあるので「副腎」という名がついていますが、これは腎臓の機能を補佐するための臓器ではありません。

副腎は、細胞がダメージを受けたとき、「コルチゾール」というホルモンを出すことで、細胞のダメージを回復させるという役割を担っています。

「免疫系」と「ホルモン系」、二つの機能が正常に働いていれば、人間はストレスから健康を守ることが可能です。


でも、その機能にもやはり限界はあります。

大きなストレスが長期間続くと、交感神経または副交感神経が過剰に緊張し、自律神経のバランスが崩れてしまいます。

同様に副腎も、大きなストレスが長期間続くと、疲弊してコルチゾールを出せなくなってしまいます。

自律神経のバランスが崩れると、血液の流れが悪くなり、血流障害から低体温になります。

同様にホルモンバランスが崩れると、細胞の回復が遅くなり、細胞自体のエエネルギーが低下するので、やはり低体温になります。

なので「体温」は、これらの機能が正常に働いているかどうかを知る、一番わかり易い指標になるワケです。


もっと簡単に言うと、体温が正常なら、免疫システムもホルモンの分泌も正常になります。

そして、発熱と言われるほど体温が高い状態は、体内に起きた異常を正常化するために免疫システムが稼働している状態になり

反対に低体温は、免疫システムの能力が低下するとともに、ホルモンの分泌に異常をきたしている状態になるワケです。



4.低体温だと病気になるのはなぜ?

体温は免疫力に非常に大きな影響を与えます。

体温が一度下がると、免疫力は30%も低くなるそうです。

ご存知のとおり、免疫力が低下すると、パイ菌やウイルスから体を守れなくなります。

免疫の誤作動によって自分自身の免疫が自分の体組織を破壊して病気を引き起こしたりもします。

また、低体温は体内を酸化させ、老化スピードを促進させてることも最近の研究で明らかになってます。

更に、健康な細胞は低体温だと新陳代謝が悪くなるのですが、ガン細胞は、逆に35度台の低体温のときもっとも活発に増殖することが分かっています。

つまり低体温になると、病気に対する抵抗力が下がり、抵抗力が低下したことによって病気が発症・悪化し、それによって体内環境が悪化するワケです。

そうすると、さらに低体温になるという「負のスパイラル」にはまり込んでしまいます。



5.体温が1度上がると、免疫力は5倍に!

体温が1度下がると免疫力は30%低下してしまいます。

逆に体温が1度上昇すると免疫力はどのくらいアップするのか?

答えは、5倍から6倍!

つまり、体温がたった1度上がるだけで免疫力は500%から600%も高くなるというワケです。

これが風邪をひいたときに発熱する理由です。

体温を上げて免疫力を高めようとする、体の防衛反応です。

なので、常時、体温の高い状態を意識的につくりだしていけば、免疫力を高め、細胞のダメージを回復させることでホルモンバランスを整え、健康維持機能を正常な状態に保つことができるようになります。

体温を上げることで、ストレスに強く、病気になりにくい健康な体を維持することが可能になります。



6.低体温を改善するには

体温を恒常的に上げるもっともよい方法は、「筋肉を鍛える」ことです。

筋肉は最大の熱産生器官です。

男性より女性に冷え性の人が多いのも、女性のほうが、筋力が低いことが原因です。

ここで注意が要るのは、「筋肉を増やす」のではなく、「筋肉を鍛える」ことです。

筋肉を鍛えると筋肉はある程度増えますが、ただ筋肉を増やすだけでは筋肉を鍛えることにはなりません。

筋肉を鍛える事と、筋肉を増やしてムキムキの体になる事は、まったく別モノです。

筋肉が増えることに抵抗感を持つ女性は、特に知っておくとよいかと思います。

筋肉を鍛えて下さい言うと、女性は、女性らしい美しいプロポーションを失うのではないかと心配する方が多いのですが、

筋肉を鍛えることは、むしろ美しいプロポーションを長く維持するためには必要不可欠なことです。

悲しいことですが、どんなに美しいプロポーションも、年齢を重ねるにつれて徐々に重力に負け、その美しさを崩してしまいます。

しかし、適切な部位の筋肉をしっかり鍛えていれば、鍛えられた筋肉が重力と戦い、美しいプロポーションを保ってくれるのです。


低体温は、細胞レベルで体にダメージを与えています。

逆の見方をすれば、体温を恒常的に高い状態に保つことは、単にに病気になりにくいというだけではないです。

細胞レベルから若々しくしてくれる、アンチエイジングの対策でもあるということです。

つまり、体温を恒常的に高くすることは、病気の人を健康に、体調のすぐれない人を元気に、そして健康な人はより美しくなる、非常に優れた手立てになります。



7.まとめ

健康で病気になりにくい体を手に入れる為の最もシンプルで効果的な方法は、体温を上げることです。

体温を上げる努力をする。

体温を恒常的に高い状態に保つ努力をする。

このニつを実践すれぱ、健康な人生を楽に手に入れることができます。