2017-02-12

上野千鶴子氏「平等に貧しくなろう」メモ

(1)誰が言ったか

発言者である上野氏の属性に鑑みて「お前が何言ってんだ」という意見はわかる。

(2)人口構造の変化(自然増)

社会学的に現状の日本人口規模を維持することは不可能である、という上野氏の主張は理解できる。

自然増はタイムリミットを過ぎて不可能であり、この点で今後数十年間人口減少を食い止めることはできない。

しかし、自然増の対策必要であり、これを否定する理由はないと考えられる(なお、上野氏は、自然対策については言及していない)。

(3)人口構造の変化(社会像)

社会増として「移民」を積極的に受け入れていくことは不可能

上野氏の発言に対しては様々な意見が主張されている。

移民犯罪を引き起こすという認識が前提としてあるのではないかという意見

→その認識が間違っているという主張。しかし、私個人としては、「漠然とした外国人に対する不安」がある。原因は、単純に私が外国人と触れ合っていないからだと思う。

日本にもすでに多くの移民がおり、複数文化民族がある。

→それはそうだと思うが、その数が多くなった時、私たちは受け入れることができるのか。私もこの点については疑問がある。

共生可能

漠然とした「不安」「不満」を前にどう認識を変えていくのが良いのか。教えてほしい。説教するだけでは、反感をかうだけだと思う。アメリカ欧州の現状。

(4)衰退する日本

人口減少に有効対策を打てない日本は衰退する、という意見はわかる。

衰退するのが確定的であるのであれば、軟着陸の方法として、平等に貧しくなるしかない。

これもわかる。上野氏は、国民負担増と再配分の強化を主張するが、これにも反対する点はない。

確かに、現状貧しい人が既におり、更なる負担を求めているように読めなくもないが、それこそ再分配で、全体を均しながら衰退していきましょうってことでしょう。

(5)馬鹿からよくわからないこと

ブコメがやけに荒れてる理由。そこまで間違っているとは思わない。

前向きな主張ではないのは確かだが、何に怒っているのか。

トラックバック - http://anond.hatelabo.jp/20170212164621

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん