【パームビーチ＝地曳航也】安倍晋三首相とトランプ米大統領は11日夜（日本時間12日午後）、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、フロリダ州パームビーチにあるトランプ氏の別荘内でそろって記者会見した。首相は「断じて容認できない」と非難。「トランプ氏と日米同盟をさらに緊密化し強化することで完全に一致した」と述べた。トランプ氏は「米国は同盟国の日本と100％ともにある」と日米連携して対処する方針を強調した。
夫妻そろった夕食会を開いていたトランプ氏の別荘内で同氏とともに記者会見に臨んだ首相は「北朝鮮は国連決議を完全に順守すべきだ」と語った。そのうえで「先ほど大統領との首脳会談の中で、米国は常に100％日本とともにあることを明言した。その意志を示すためにいま私の隣に立っている」と強調した。
首相は翌12日午前（日本時間同日夜）、政府専用機でパームビーチを出発し帰国の途につく。13日夜に帰国した後、本格的な対応にあたり、韓国と含めた関係国との連携を強めるとみられる。