韓国軍 北が「ノドン」発射と推定=新ミサイルの可能性も

【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は12日、北朝鮮が同日発射したミサイルについて、中距離弾道ミサイル「ノドン」と推定したが、新型ミサイルの可能性も排除しなかった。

 同本部関係者は会見で、「北が発射した弾道ミサイルの飛行距離が大陸間弾道ミサイル(ICBM)とは異なる。ICBMの発射実験の可能性は低い」との見方を示した。その上で、射程距離、高度、方向などから「ノドン」ではないかと推定した。

 新型ミサイルが発射された可能性については「分析作業が終わってからでないと何ともいえない」としながらも、ノドンまたは中距離弾道ミサイル「ムスダン」の改良型の可能性もあると述べた。

 北朝鮮は同日午前7時55分ごろ、北西部の平安北道のバンヒョン飛行場付近から東方にミサイルを発射した。ミサイルは高度約550キロまで上昇後500キロ飛び、東海に落下した。

 同関係者は北朝鮮がミサイルを発射した意図について、故金正日(キム・ジョンイル)総書記の誕生日(2月16日)を前に、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長のリーダーシップをアピールし、体制の結束を図るためとの見方を示した。また、対外的には米新政権の対北朝鮮政策の方向を探り圧力を加えるとともに、国際社会の対北朝鮮制裁無用論を広める狙いがあると説明した。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース