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【日米首脳会談】“最高の日米蜜月関係”でもなかった招待…アジア政策は「日本が軸の決意」と元NSCアジア上級部長 日米ウィン・ウィンの“秘策”は兵器開発

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【日米首脳会談】
“最高の日米蜜月関係”でもなかった招待…アジア政策は「日本が軸の決意」と元NSCアジア上級部長 日米ウィン・ウィンの“秘策”は兵器開発

10日、米フロリダ州パームビーチの「マールアラーゴ」で、トランプ米大統領(中央右)らと夕食のテーブルを囲む安倍晋三首相(中央左) (ロイター) 10日、米フロリダ州パームビーチの「マールアラーゴ」で、トランプ米大統領(中央右)らと夕食のテーブルを囲む安倍晋三首相(中央左) (ロイター)

 トランプ米大統領は、よほどうれしかったに違いない。

 ホワイトハウスでの日米首脳会談の冒頭、19秒間にわたった安倍晋三首相との握手。会談後、両首脳がともに週末を過ごすフロリダ州パームビーチに向かうため、乗り込んだ大統領専用ヘリ「マリーンワン」の機中では、満面の笑みで首相と2人で写真撮影を行い、ツイッターに掲載した。

 米国大統領が外国首脳との初顔合わせで、ホワイトハウスでの会談や昼食会にとどまらず、今回のように大統領の別荘というプライベートな空間に招待するというのは異例のことだ。11日朝には、安倍夫妻について「素晴らしいカップルだ!」とツイッターに書き込んだ。

 近年では最高の日米蜜月関係を築いたとされるブッシュ大統領と小泉純一郎首相(いずれも当時)の間でも、ブッシュ氏がいきなり小泉氏をテキサス州クロフォードにある個人所有の牧場に招待するということはなかった。

 オバマ前政権下でホワイトハウス・国家安全保障会議(NSC)のアジア上級部長を務めたエバン・メデイロス氏は「トランプ大統領が日本および日米の同盟関係をアジア政策の中心に据えるという決意の表れだ」とみる。だとすれば、トランプ政権下での日米関係は上々の滑り出しを果たしたといえる。

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