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【反「アパホテル」デモ】
「無料旅行」とネットで募集も参加者100人弱 予定その10倍だった 第2弾はあるのか?
デモ隊は当初、アパホテル側に書面を提出する見通しだったというが、混乱のためかそれも行われず、デモは1時間ほどで終了した。
主催者は、参加者は約300人と主張するが、実際は100人弱とみられる。参加者の1人は「最大で1千人くらい参加する予定だったが、嫌がらせが予想されて何人も辞退した」と話した。
主催者、名前明かさず
デモを行ったのは、日本で生活する中国人企業経営者や会社員らでつくる「中日民間友好委員会」。アパホテルが「南京大虐殺」や「慰安婦強制連行」などを否定する書籍を客室に備えた問題に抗議するため、このデモのために結成された団体だ。
デモ終了後、主催者の女性は「ご迷惑をおかけしました」と謝罪。「参加した人は勇気ある中国人。日中友好が大切だ」と話した。女性は10年間日本に住んでいるというが、名前や年齢、職業は明らかにせず、日本と中国双方から集まった記者の質問にも多くを語らなかった。
公安関係者の話を総合すると、デモが計画されたのは1月下旬ごろ。その後、インターネット上で情報が拡散していった。
中国人たちに向けたアルバイト情報などを発信する掲示板では1月下旬、「和平旅行」(平和旅行)と題された募集がかかった。冒頭には無料を意味する「免費」の表示。題名だけをみると旅行案内のようだが、中身はデモ参加を呼びかける内容だ。
「中日民間友好委員会」名で、2月5日午後3時から「東京都内の大きな駅近く」で行われる行進について参加を募っている。