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【反「アパホテル」デモ】
「無料旅行」とネットで募集も参加者100人弱 予定その10倍だった 第2弾はあるのか?
日曜日の東京・新宿を横断した在日中国人による「反アパホテル」デモ。「1千人参加」が目標とされていたが、実際に行列に加わったのは100人弱。大きな盛り上がりとはならなかったが、デモ開催情報はインターネットの中国人向けの情報掲示板などを通じ、「無料旅行」などとして拡散した。公安関係者は「短期間で情報が広がり、ある程度の動員がなされた。『第2弾』への警戒が必要だ」と振り返っている。
新宿を横断、「300人参加」主張も…
今月5日午後、小雨が降る新宿は異様な雰囲気に包まれた。
「中国に帰れ」「日本から出ていけ」。新宿中央公園を出発した中国人のデモは、不測の事態に備えた警察官たちの徹底したガードのもと、反対する団体などの怒号を浴びながら進んだ。
デモに突入しようとした人を警察官が取り押さえる場面もたびたび見られた。折しもこの日は、ある右派系団体の定例集会の日程と重なったこともあり、デモに反対する勢力が数百人規模に膨らんだとみられる。
デモ隊は「JAPAN好きだ」と書かれた横断幕や、パンダの絵とともに「中日友好」「民族の尊厳を守る」と記されたカードを掲げ、新宿御苑前のアパホテル付近まで約2・5キロを歩いた。
沿道を覆い尽くしたデモの喧噪(けんそう)に、様子を見ていた通行人の男性は、「日本が好き、と書かれた横断幕は見えたが、一体何が起きているのかさっぱり分からない」と混乱した様子で話した。