13日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。薄商いの中、値動きの荒い展開となった。3連休を前にポジション圧縮が進んだ。

  ドルはG10通貨の大半に対して下落。昨年12月の小売売上高は前月比0.6%増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央値は0.7%増だった。一方、前月は0.2%増と、速報値の0.1%増から上方修正されたことが手掛かりとなり、一時はドルのショートスクイーズが誘発され、特にドル・円で顕著となった。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%低下。週間では0.8%下げて、3週連続の低下。

  ドルは対円で0.2%安の1ドル=114円49銭と、5日続落。対ユーロでは0.3%下げて1ユーロ=1.0643ドルと、3日続落。

  ドル・円は朝方114円19銭まで下げた後、統計を受けて一時は115円45銭まで一気に値を戻した。トレーダーによれば、一部のドルショートは苦境に立たされた。ドル・円は米国債利回りの急上昇に追随した。

  ユーロ・ドルは1.0673ドルまで上昇した後、1.0596ドルに下落する場面もあった。

原題:Dollar Pares Loss in Choppy Session; Data Whisper Traps Bears(抜粋)、U.S. Stocks Rise, Treasuries Fall on Economic Data: Markets Wrap(抜粋)

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