スズキ「アルトワークス」VSダイハツ「キャストスポーツ」比較|価格や性能どっちが優れてる?

 
スポーティーな走りを実現するスズキ「アルトワークス」と、SUVの要素を取りいれたダイハツ「キャストスポーツ」。どちらも日本を代表する人気軽自動車ですが、今回は2台の人気やデザイン、燃費、価格、性能にフォーカスし徹底比較していきます。

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「アルトワークス」とは?

アルトワークス

画像出典:suzuki

初代「アルトワークス」は「アルト」のスポーツモデルとして1987年に発売されました。軽自動車で初めてとなるツインカムターボを搭載し、ホットな走りを実現します。2015年には新型モデルが登場し、走りに磨きを入れたモデルはファンにとって嬉しいニュースとなりました。

実際の走行動画

画像出典:youtube

「キャストスポーツ」とは?

キャストスポーツ

画像出典:daihatsu

軽自動車もSUV的な車やスポーツを楽しみたい車など、ニーズが様々です。それに答えるようにダイハツが投入した車がこの「キャストスポーツ」です。名前からわかるように特にスポーツ仕様に特化した車と言えるでしょう。キャストという車にはこの他にSUV的な車や、街乗り仕様のスタイルというのもあります。

実際の走行動画

画像出典:youtube

販売台数でみる人気度

2016年の年間販売台数で比較するとダイハツ「キャストスポーツ」は、66,291台(※キャスト全体のモデルを含む)。対して、スズキ「アルトワークス」は、99,715台(※アルト全体のモデルを含む)となっており、「アルトワークス」が大きく差をつけている形です。「アルトワークス」は、2016年に国内累計販売台数500万台を突破していることもあり、今最も熱い軽自動車は「アルトワークス」と言っても過言ではないでしょう。

ボディサイズ

サイズ感に大きな差はなし

キャストスポーツ

画像出典:daihatsu

サイズで比較すると、全長、全幅は同じ数値であるものの、全高においては「キャストスポーツ」が100mm高く設定されており、多少大きな構造を持つ1台となっています。

アルトワークス 3,395mm(全長)×1,475mm(全幅)×1,500mm(全高)
キャストスポーツ 3,395mm(全長)×1,475mm(全幅)×1,600mm(全高)

走行性能と動力性能

走りの面では「アルトワークス」が一歩リード

アルトワークス

画像出典:suzuki

動力性能で軍配が上がるのは「アルトワークス」です。この決定的な差を生み出しているのは二つ理由があります。一つは車両重量です。「アルトワークス」の5MT仕様だと重量は670kgしかありません。それに比べて「キャストスポーツ」の車両重量は850kgと180kgも重たいです。この差が立ち上がりの加速で決定的な差を生み出しています。

エンジン性能の相違点

もう一つはエンジンの特徴に違いがある点です。簡単に言うと「アルトワークス」は「キャストスポーツ」よりも低回転でより大きな力が発生するようにエンジンがチューニングされています。この違いはエンジンの回転数が2500回転までの範囲で明らかです。「キャストスポーツ」のエンジンを上回る低回転域の力強さを「アルトワークス」は見せてくれます。また、「アルトワークス」は5MTを採用され自分の思うままにギアチェンジができてるため、エンジンの持つ力を最大限活かすことができるのが醍醐味の一つです。「キャストスポーツ」はその設定がないのが残念ですが、パドルシフトのステアリングや7段変速のCVTで走りを楽しむことは可能です。

燃費性能

「キャストスポーツ」が低燃費を実現

燃費においては、「アルトワークス」は23.6km/L(2WD)、「キャストスポーツ」は24.8km/L(2WD)となり、若干の差ではありますが「キャストスポーツ」が低燃費を実現しています。

アルトワークス 22.0km/L〜23.6km/L
キャストスポーツ 24.6km/L〜24.8km/L

乗り心地

スポーティーな1台の乗り心地は如何に

アルトワークス

画像出典:suzuki

軽快感のある走りを追求した「アルトワークス」と比較すると、「キャストスポーツ」が一枚上手です。「アルトワークス」よりも足回りをガチガチにしてないので静粛性能が高く、オプションで選べるポテンザのスポーツ仕様のタイヤを履いても「アルトワークス」よりノイズが少なく快適に感じることが出来ます。また、「アルトワークス」は路面の凸凹感をダイレクトに運転席に伝わり、いつも上下に揺れている印象です。と言ってもすべての点で「キャストスポーツ」が勝っているとも言えません。特に旋回時は「アルトワークス」の方がしっかり曲がってくれます。これは「アルトワークス」の方が重量が軽く、前後のタイヤの間隔が長いのと、全高が「キャストスポーツ」より10cm低い低重心だからです。このおかげでキビキビと曲がってくれます。

運転席周りは2台ともアグレッシブなスタイル

シフトレバーは「アルトワークス」の方がスポーティーな印象があります。走りを思わせるフロアシフトレバーにより、操作のしやすいように短めに設定。対して、「キャストスポーツ」は普通の本皮巻き仕様であるため、走りの気持ちをイマイチ盛り上げてくれない可能性もあります。ですが、ハンドルにおいてはMOMO製のハンドルを使用しており、この太さが手で握ったときにちょうどぴったりで心地良いほか、ハンドルの一部が盛り上がり指をかけることが出来て握りやすくなっています。
「キャストスポーツ」は5MTがない分、座り心地がしっかりとしていて、リラックスできます。アームレストがあるのも上質感を高めてくれます。それでも「アルトワークス」の内装が悪いわけではなく、ブラックを基調としていてスポーティーなのですが、座ったときの位置が高く、ペダルを上から踏むような感じになってしまい、改善の余地があるといえます。

アルトワークス
▲「アルトワークス」のインテリア

画像出典:suzuki

キャストスポーツ
▲「キャストスポーツ」のインテリア

画像出典:daihatsu

販売価格

安く抑えるなら「アルトワークス」

販売価格は、「アルトワークス」が11万円ほど「キャストスポーツ」よりも安く設定。走りにも長けたスポーティーな軽自動車を購入したい場合は、「アルトワークス」がオススメといったところでしょう。

アルトワークス 1,509,840円〜1,617,840円
キャストスポーツ 1,620,000円〜1,744,200円

クチコミ情報

「アルトワークス」

みんなの走行シーンp(^_^)q #アルトワークス #hb21s #altoworks #ハの字

赤星ワークスさん(@akahoshi_works)が投稿した動画 –

ワークスでお出かけ🚗🎶 #アルトワークス #altoworks #suzuki #5速MT #首都高

@ice_mint32が投稿した写真 –

「キャストスポーツ」

#キャストスポーツ #KFDET 洗車時にパチリ

たいぴょんさん(@semanticcc)が投稿した写真 –

まとめ

決め手は質感を求めるか走りを求めるか

インテリアの質感、乗り心地や静粛性を第一に考えたい人は「キャストスポーツ」を選んだほうが良いでしょう。この種の車はスポーツという名前がついていても、走りもそこそこ楽しめるよくらいの視点で見たほうが良いです。峠をグイグイ走ったり、本格的な走りを求めたい方は「アルトワークス」を選んだら良いでしょう。

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