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【ドラニュース】

ロンドン、フリー打撃初登板で異次元

2017年2月12日 紙面から

 中日の新外国人、ホルヘ・ロンドン投手(28)が11日、打撃投手として初登板し、最速154キロをマーク。守護神候補の自称162キロ右腕は、前評判に違わぬポテンシャルを発揮した。また、ブルペンでは10球で肩ができるなど、使い勝手の良さも見せつけた。

 1人だけ異次元−。フリー打撃に初登板したロンドンが、この時期にしては異例の154キロをたたき出した。次がアラウホの143キロ。前日のシート打撃で投げた大野が144キロだっただけに、いかに突出しているかが分かる。2月1日に151キロをたたき出し周囲を驚かせたばかりだが、そのときの「まだ7割」発言は見栄でも何でもなかった。

 「まだ寒いからね。きょうは可能な限りで腕を100%で振ったけど、まだいける。もっとスピードも出そうだね」。ついこの間まで最高気温24度と暑いくらいだったが、この日は気温11度。風も強く、体感気温はグッと下がった。最初は高橋に17球を投げ込み、8球がボールとやや乱れたが、それでもバズーカ砲のような真っすぐで会心の当たりはなし。さらに古本には16球のうちボールは1球と安定し、終始スピードで圧倒。高橋が「速い」とうなれば、古本も「もっと出そうですね」と驚いていた。

 リリーバーとしての適性も登板の直前に見せつけた。ブルペンで投じたのはわずか10球。友利投手コーチは「それだけでマウンドに行って、1球目が151キロ。すごいよね。直球の8割は150キロを超えていた。実戦でどうなるか早く見てみたい」と期待感を込めた。

 

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