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■志位和夫・共産党委員長

 安倍首相とトランプ米大統領との初めての日米首脳会談は、「米国第一」を掲げるトランプ政権に対して首相が「日米同盟第一」の立場で追従し、安保政策でも、経済政策でも、異常な“トランプ追随”が際立つものとなった。

 この首脳会談は、トランプ大統領の7カ国市民などに対する入国禁止令に、米国内外から厳しい批判が集中しているさなかに行われた。首相は、この重大な国際的人権・人道問題に対して「コメントを控える」と述べ、黙認の態度をとり続け、ここでも際立った“トランプ追随”の姿勢を世界に示した。

 経済問題でも、首相の“トランプ追随”の姿勢が際立った。首相は共同記者会見で「日本は大統領の成長戦略に貢献し、アメリカに新しい雇用を生み出すことができる」と述べた。トランプ大統領の米国内の経済政策に日本が全面的に協力し、貢献することを、一方的に表明するというのは、異常な「貢ぎ物外交」というほかない。(首脳会談を受けた談話で)

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