伊代&早見優の書類送検は鉄道ファンへの「注意喚起狙い」…鉄道評論家・川島令三さん

2017年2月11日6時0分  スポーツ報知
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 タレントの松本伊代(51)と早見優(50)が10日、1月にテレビ番組のロケのために訪れていた京都市内で、JR山陰線の線路内に無許可で立ち入ったとして、鉄道営業法違反の疑いで書類送検された。

 松本が自身のブログに早見とのツーショット写真をアップしていたことから発覚。すぐに記事を削除したが京都府警右京署に通報があり、1月下旬に事情聴取を受けたという。鉄道評論家の川島令三さんに見解を聞いた。

 鉄道評論家・川島令三さん

 「蒸気機関車が走っていた時代には、線路内への立ち入りは今ほどうるさくなく、ファンが轢(ひ)かれてしまうような悲惨な事故が何度かあった。今でもその頃の感覚で線路内に入ってしまう高齢者のファンはいる。もちろん危険だし、運転士としても恐怖感を感じる行為。絶対にやってはいけない。

 鉄道写真の撮影には、ホーム上で三脚を使ってはいけないとか、走行中の列車に向けてストロボをたいてはいけないとか、危険防止のためのルールがある。私が所属している『鉄道友の会』(全国規模の愛好者団体)ではルールを守るよう呼び掛けているが、ネット上で広がるファンはわきまえていない方が多い。その場で注意すると大げんかになるケースもある。著名人の書類送検は注意喚起という狙いもあるのでは」

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