先輩の声

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国際報道部 テヘラン支局 神田 大介 社会学部卒 2000年入社

Profile

出身:愛知県
名古屋メシは、うまいであかんわ!

中・高・大のブカツ&サークル:
中学時代/友達とビデオゲームばっかりしていました。
高校時代/ボート部でした。土日も毎日、川の上でボートを漕いでいました。
大学時代/座禅を組むサークルと、学外の空手サークルに所属。パソコン通信にもハマっていました。休学してバックパッカーもやりました。

ひとこと:いろんな世界があると知り、ちっちゃいことは気にならなくなりました。

職歴・キャリア

2000年4月:入社

同年:宇都宮総局 県警→高校野球 担当

2003年5月:金沢総局 県警→経済→県政 担当

2006年4月:名古屋本社報道センター社会グループ 遊軍→愛知県警担当

2008年4月:東京本社国際報道部遊軍
フランス留学(2008年7月~2009年7月)

2010年4月:名古屋本社報道センター社会グループ 調査報道班→交通担当

2013年1月:東京本社国際報道部遊軍

2013年9月:テヘラン支局長

入社動機

1991年の湾岸戦争で、米国政府が都合よく情報を操作していたケースがあったと知り、コノヤローと思ったからです。朝日新聞はそういう大きな力におもねらない社風だとみました。あと、正直なところ、同業他社に比べて給料や福利厚生などの待遇がしっかりしていたというのも理由です。

表現の自由がない国、イラン。そんな国から、事実を偏りなく伝えるのが私の使命

当局の規制と折り合いをつけながら、今、記事にすべきことを書く

イランに表現の自由はありません。書籍は事前の検閲を通ったものしか出版できず、新聞や放送は事後に内容が問題視されれば発行停止、関係者の処分。取材は当局による事前の許可が必要というのが原則で、監視されています。逮捕される記者も後を絶たず、地元紙もテレビも、最高指導者や政府の公式発表ばかりです。反面、イランと敵対する米国や西欧諸国のメディアには、過度に異端視する報道が目立ちます。そんな国から事実を偏りなく伝えるのが私の仕事です。「大悪魔」と呼んできた米国とひそかに接近していることや、食糧配給に市民が列をなし死人も出たことなど、イラン政府に都合の悪いことも遠慮なく書いています。制約は多いんですが、いま私が記事にしなければ、世界の誰も知らなかっただろうということもたくさんあります。当局から「おしかり」を受けることもありますが、そう思えば、なんてことはありません。

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