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 長野県警の山岳遭難救助隊は11日午前7時半過ぎ、八ケ岳連峰の阿弥陀岳(2805メートル)で10日に滑落した早稲田大学の男子学生2人を、標高約2600メートルの南稜(なんりょう)付近で見つけた。このうち1人は意識がなく、もう1人は頭部にけがをしており、軽傷の模様。一緒に登山していた2人も凍傷を負っているが軽傷という。

 同日午前10時半過ぎ、県の消防防災ヘリコプターが、軽傷とみられる3人を救助し、同県諏訪市と同県富士見町の病院に搬送した。

 県警によると、意識不明なのは東京都練馬区の男性(20)。現場はガスがかかるなど天候が悪く、ヘリが救助できる尾根の安全な地点まで、救助隊員たちが男性を搬送した。同日午後1時過ぎ、ヘリが男性を収容し、ふもとの同県警茅野警察署に搬送した。男性は意識がなく、心肺停止のもようという。

 4人は、いずれも早大の登山サークル「山岳アルコウ会」のメンバーで、9日に登山口の「舟山十字路」から入山。2日目の10日午前、阿弥陀岳山頂を目指す途中、「南稜の岩場から滑落した」と、パーティーのリーダーが110番通報した。10日午後から救助隊員が現場に向かっていた。