子供が1歳の頃離婚して早10年、最近子供が「お父さんはどんな人だった?」と聞いてくる
父親は離婚後一度も会いたいと言ってきたことはなく、 一切子供と会っておらず
また私もあえて連絡を取っていないので
ずっと「うちにはお父さんはいない。生きてるか死んでるかわからない」と言ってきた
(今後万一会うことがないとも限らないので、死んだとは言えない)
家族仲はまあまあ良い方と思うけど、
折に触れて「お父さんがいたらこんな時…」と幸せな夢を見ている子供を見るとモヤモヤする
あなたのお父さんは「自分が一番になれないなら子供なんていらない」
「産ませるんじゃなかった」「子供が片親でも構わない、僕にはいらない」と言って
まだ1歳だったあなたを捨てたんだよ、と言いたくなる
どうだろう、緊急出産の大混乱の際、保育器に入ったあなたを見て帰り際
「なんか、何もかもダメダメだね。全部ダメだね」と言い放ったよ
「お父さんは自分のこと好きだった?」
入院中のあなたの見舞いすらほとんど行くことなく、暇があればゲームをしたり友人と遊びまわったり、
「何で一緒に寝てくれないの、子供のために何でぼくが我慢しなきゃいけないの」と
「あなたが生まれた時、すごく喜んでいたよ」 「あなたのことが大好きだったよ」
そう言うと嬉しそうに笑うから、
自分が邪魔な子供だったなんて知りたくないだろうから、あえて伝えないけど
何年待っても会いにこないってことはそういうことなんだって、いつか気づくのかな
そうやって父親の現実を隠されて育った子が、思春期に母親との関係が崩れたりそれ以外で人生の困難にぶち当たった時に 父親というものに現実とは全く違う幻想を抱いたままそれに縋...