ニュースウオッチ9▽大雪暴風に警戒▽迫る日米首脳会談!▽変わるバレンタイン 2017.02.10


横殴りの雪が降り続いています。
鳥取市の中心部、JR鳥取駅前です。
現在、鳥取県内全域に大雪警報が出ています。
この雪は、夕方5時ごろから、急に強くなり始めました。
歩道にはこのように、雪が2、30センチは積もっています。
時々、空がぴかっと光って、雷が鳴るんですね。
地元の方によりますと、これを雪おこしと呼ぶそうで、地元の方は、この雪おこしが鳴ると、雪が強く降るんだよなと、心配そうに空を見て話していました。
道路を見てください。
路面はもう、真っ白になりました。
先ほど、横断歩道を渡ってみたんですけども、固く踏みしめられていて、氷のように、つるつるになっていました。
滑りやすくなっています。
車もスピードを落として運転していくのが分かります。
このあとも、積雪や路面の凍結に警戒が必要です。
鳥取市でした。
こんばんは。
ニュースウオッチ9です。
西日本の日本海側を中心に、雪が降り続いています。
このあと、東北でも大雪や吹雪に警戒が必要です。
では、鳥取県米子市と島根県の松江市の現在の様子です。
鳥取県米子市、こちらも雪で、町が一面白く、そして画面も非常に見にくくなっています。
現在、鳥取県では、県内全域に大雪警報が出ています。
雪はあさってにかけて降り続く見込みで、気象台は、積雪や路面の凍結による交通への影響に警戒を呼びかけています。
島根県松江市。
こちらも、ライトを見ますと、雪が斜めに降っている様子が分かります。
路面が雪で真っ白になっています。
松江市も大雪警報が出ています。
島根県内では、雪の影響で県内の鉄道は運休が相次ぎ、松江市と広島を結ぶ高速バスは全便が運休となっています。
大雪になっている西日本の日本海側。
帯状に発達した雪雲がかかり続けています。
鳥取市内、急に雪が強くなってきました。
不規則に雪が吹きつけてきます。
ふぶいています。
見通しも悪くなっています。
100メートルほど離れた交差点、向こう側がもう見えません。
きのうは積雪がゼロだった鳥取市。
一気に平年の4倍余りの雪が積もりました。
こちらは、南国、鹿児島県。
雪は九州各地でも断続的に降りました。
そして、冷え込みが続く東京の都心でも、きのうに続いて、雪が舞いました。
各地の積雪は、島根県飯南町の赤名で87センチ、鳥取県智頭町で60センチなどとなっています。
この雪で、相次いだのが車の立往生です。
トラックが立往生して、渋滞が起きています。
島根県飯南町の国道では、一時、2か所で立往生が発生。
最も多いときには、4キロにわたって渋滞しました。
こちらは、和歌山と大阪を結ぶ峠道。
多くの車がスリップするなどして、一時、動けなくなりました。
荒れた天気の中、青森県の沖合では、きのうから連絡が取れなくなっていたイカ釣り漁船が、転覆しているのが見つかりました。
乗組員は4人で、船内から2人が遺体で見つかり、海上保安部は、身元の確認を進めるとともに、捜索を続けています。
和歌山県では、高野山に向かうケーブルカーが雪の影響と見られる故障で運転できなくなり、乗客・乗員およそ40人が一時、閉じ込められました。
各地で断続的に続く雪。
今後の見通しはどうなのでしょうか。
今後の雪ですが、まだまだ警戒が必要で、天気が急変したり、新たに大雪になる所もありそうです。
あさってにかけては、西日本に加えて、東北や北陸も大雪に警戒が必要です。
予想される雪の降る量を見ると、あす夕方までの多い所、中国地方で80センチ、近畿のほか、北陸や東北も70センチの予想です。
さらにあさって夕方までの24時間で、東北や近畿、北陸など50センチ以上の所が多い予想です。
なぜ大雪の範囲が広がるのか、雪の予想で見ていきましょう。
今夜10時には、西日本付近の雪雲だけでなく、日本海にも渦を巻く雪雲が予想されています。
このあと見ていくと、西日本の日本海側にこの雪雲、流れ込んで、朝には秋田周辺など、大雪や猛吹雪となるおそれがあります。
このあと、日中は日本海側を中心に雪が降って、夜には新潟県周辺、広い範囲で雪が強まりそうです。
急に雪が強まるときは、特に一酸化炭素中毒など、警戒が必要です。
立往生した車のマフラーが雪に覆われると、排気ガスが車内に流れ込み、一酸化炭素中毒になる危険性があります。
平成25年には、北海道中標津町で4人が亡くなりました。
もし車が立往生したときは、マフラー周辺の除雪が必要です。
車にはタイヤのチェーンはもちろん、除雪用のスコップや防寒着を用意してください。
特に大雪に慣れていない西日本の方、車を運転するときは、十分な備えをお願いします。
アメリカのトランプ大統領と安倍総理大臣。
世界が注目する日米首脳会談が間近に迫っています。
両首脳はどう臨もうとしているのか。
早速、安倍総理大臣に同行している政治部の原記者と、ワシントン支局の田中支局長に聞いていきます。
まずは原さん、安倍総理大臣ですが、今はどうしているんでしょうか。
こちらは午前7時を回ったところで、安倍総理大臣は、ホワイトハウス近くのこのホテルに滞在しています。
このあと、全米商工会議所の主催の朝食会に出席してあいさつし、同席する共和、民主両党の議員などと、意見を交わすことにしています。
そして、日本時間のあす未明、トランプ大統領との首脳会談に臨むことにしています。
そのあと両首脳は、大統領の別荘のある南部フロリダに向かい、ゴルフを行うことに加えまして、2日間にわたって夕食を共にすることにしていまして、政府関係者は、異例な厚遇だと話しています。
その異例な厚遇だということですけれども、ワシントン支局長の田中さん、トランプ大統領は、この首脳会談に向けてどういう様子なんでしょうか。
私は、ホワイトハウスの北側、ノース・ローンにいます。
後ろの建物の中で、トランプ大統領は、朝の時間を過ごしています。
今、朝7時過ぎ、ちょうど大統領がツイートすることが多い時間です。
きょうは、今のところ静かです。
首脳会談は、こちら、画面の右側になります、建物の奥にあります大統領の執務室、オーバルオフィスで行われます。
入り口の周辺、今はまだひっそりとしています。
安倍総理大臣との首脳会談を前に、トランプ大統領はこのあとオーバルオフィスで、ブリーフを受けたり、議会上院の与党指導者と会談したりする予定で、忙しい一日が、まもなく始まろうとしています。
そのトランプ大統領には、逆風です。
入国禁止の大統領令を巡って、連邦控訴裁判所はトランプ政権側の不服申し立てを退けました。
7か国の人たちの入国は、引き続き認められることになります。
入国禁止の大統領令を巡って、トランプ大統領、こう話していましたが。
連邦控訴裁判所は9日、トランプ政権側の不服申し立てを退ける決定を出しました。
決定では、入国禁止の対象となった7か国の人が、アメリカ国内でテロを起こしたという証拠を示していないと指摘。
これによって、大統領令の一時停止の措置は継続され、7か国の人たちの入国は引き続き認められることになります。
決定に対し、トランプ大統領は、すぐさまツイッターに投稿。
法廷で会おう。
国の安全がかかっている、と、引き続き法廷で争う姿勢を示しました。
さらに、記者団とのやり取りで。
そして、この国でも。
トランプ大統領のニュースが、大きく扱われました。
トランプ大統領は、就任後初めて、中国の習近平国家主席と電話会談。
これまで見直す考えも示唆してきた、台湾は中国の一部だとする、中国政府の1つの中国の政策について、習主席の求めに応じて、尊重することを伝えました。
中国外務省の報道官は。
そして、まもなく開かれる日米首脳会談。
日本とアメリカ、それぞれどう出るのか。
このうち安全保障面で安倍総理大臣は、早期に外務・防衛の閣僚協議を開催し、双方の役割、任務、能力の見直しを含む、同盟強化の方策を協議することを提案する方針です。
また、経済面では、通商政策やインフラ整備を含む共同プロジェクトなどを協議する、閣僚レベルの新たな枠組みの創設を提案したい考えです。
一方、アメリカ政府の高官は、沖縄県の尖閣諸島について、アメリカによる防衛義務を定めた、日米安全保障条約の適用範囲であることを大統領が明確にするという見通しを明らかにしました。
また、この高官はTPP協定に代わる2国間の貿易協定や、日本の自動車貿易、さらに為替の問題についても議論される可能性を示唆しました。
では再び、ワシントンの田中支局長に聞きます。
田中さん、首脳会談でトランプ大統領がどう出てくるか、これ、なかなか読むのは難しいと思うんですけれども、田中さんはどう見ていますか。
今ありましたけども、予測困難な大統領だけに、どう出てくるのか、見通せないと思います。
ただ一つだけ言えますのは、トランプ大統領にとって重要なこと、これは会談の過程で触れるものといえます。
それはアメリカの製品を買ってもらうこと、もう一つが、アメリカ人を雇用すること、この2点です。
これらは、トランプ大統領が忘れられてきた人々と呼ぶ、自分を支持してくれた有権者との約束でもあります。
みずからが選ばれた背景を考えれば、会談で、アメリカの貿易赤字の是正や、雇用の創出に日本の協力を求めてくる可能性はあります。
ホワイトハウスの高官も、大統領の政策は第1に雇用、第2も雇用、そして第3も雇用だと強調していました。
トランプ大統領は、ここ、ホワイトハウスから始まり、およそ1500キロ離れたフロリダまで、安倍総理大臣と週末の長い時間を共にします。
破格ともいえるもてなしの背景には、競争相手となる中国との関係をにらみつつ、同盟国、日本との間で、特別で実質的な関係を築きたいという、トランプ大統領の思惑もあるものと見られます。
そうしたトランプ大統領の思惑がある中で、政治部の原さん、安倍総理大臣は、首脳会談にどう臨もうとしているんでしょうか。
ノーといえる関係を築くためにも、まずは個人的な信頼関係の構築を進めたい考えです。
トランプ大統領の打ち出す政策には、内外から批判も出ていますが、安倍総理大臣は周辺に対しまして、正当な手続きで選ばれた唯一の同盟国のリーダーに、敬意を持って対応するのは当然のことだと話しています。
その上で、安全保障面では、北朝鮮や東シナ海、南シナ海の情勢などについて、突っ込んだ意見交換を行い、日米同盟の重要性を確認したい考えです。
一方、経済面では、まずは日本企業のアメリカ経済への貢献度や、双方にとって有益な経済関係を築くことの重要性を伝えたい考えです。
安倍総理大臣は今回、アメリカ側で経済閣僚の議会承認が進んでいないことから、世耕経済産業大臣の同行を取りやめました。
政権の体制が整っていない段階で、詰めた議論をするのは得策ではないという判断もあったものと見られます。
意見の異なる点などについては、閣僚レベルの新たな枠組みを設けて協議していく方針を示し、トランプ大統領の理解を得たいものと見られます。
中継でした。
そして今夜は、外交評論家の岡本行夫さんにお越しいただきました。
岡本さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
岡本さん、岡本さんは外交官とか、総理補佐官として、外交の現場をよくご存じだと思うんですが、今回の初めての公式な首脳会談ですね、日本にとって一番大事なことは、なんだと思っていますか。
ひょっとしたら戦後、一番重要な日米首脳会談かもしれませんね。
うまくいけば今までより日米関係っていうのは、さらにずっと緊密になるんですね。
うまくいかないとね、坂道を転がり落ちるように悪くなっちゃう。
つまり今までは、緊密な日米関係というのを維持、継続すれば済んだんだけども、今度はどっちかいくんで、これは非常に大事ですね。
その際に、トランプ政権はね、さっきVTRにもありましたように、いろんな批判は出てますけれども、この人はやっぱり、4年間、本格政権をやるんだという、こういう態度で臨むべきだと思います。
そういう人と首脳会談をして、失敗してはいけないと。
では具体的に、どういう会談になるかなんですけれども、大きく言って、3つあります。
経済関係ですね。
トランプ大統領の発言などから、貿易とか自動車市場などを巡る話し合いになるんではないかといわれてますし、日米同盟についても話し合いもあります。
あと、協議の内容ではないんですが、これ、この会談そのものに、今、世界の目が注がれています。
まずは、経済関係について見ていきます。
保護主義的な姿勢を鮮明にしているトランプ大統領。
日本との貿易を問題視しています。
さらに、為替政策も。
岡本さん、経済の問題ですけれども、トランプ大統領は、TPPからの離脱も表明していますし、2国間でやりましょうという姿勢ですよね。
同時に、自動車市場の問題も非常に厳しいことを言ってきていると。
それに対して、日本はじゃあ、どう対処していけばいいとお考えですか。
私はね、日米2国間FTAって、受けていいんじゃないかと思うんですよね。
受けていいと。
だってね、TPP参加12か国、アメリカを含んでね、そのうち8か国と日本は、自由貿易協定・FTAか、経済連携協定、EPAか、結んでるんですよ。
12か国の8か国と、すでにね。
じゃあどうしてアメリカとやっちゃいけないのって。
もともとTPPが話として出てくる前は日本政府もアメリカと2国間FTA、どうやって結ぼうかって、そういうことを考えてたわけですからね。
それから2番目の理由はね、やっぱりね、自動車の問題っていうのは、これは解決不可能なぐらい、非常に難しいですね。
だから、単一の自動車協議としてやってもだめなんで、やっぱり2国間FTAのような大きな枠組みの中で、解決するより、しょうがないと思うんですね。
これは、もともとTPPに入るような、そういうテーマではないですね。
それから3番目はね、これ、政治論ですけれども、これ、トランプ大統領は、日本との間で、早く2国間FTAを作って、自分のやり方、こういうふうに成果を生んでいるんだと、言いたいわけですね。
モデルにしたいんですね。
イギリスとFTAをやるって言ったって、イギリスはEUから脱退するまでは、2年、少なくともあとまでは開始できませんから、まず、日本とやって、その成果を誇示したい。
となると、そんなにごりごりごりごりやって、いつまでも交渉を長引かせることをしないで、向こうも譲歩してるんじゃないかと思うんですね。
それに、こっちも構えていたほうがいいということなんですね。
一方なんですけれども、安倍総理大臣ですね。
双方に有益な経済関係の構築を目指すために、インフラ整備などを含む共同プロジェクトなどを協議する、新たな枠組みを作ることを提案する見通しだということなんですが、これには、どうねらいがあるというふうに見ていますか。
トランプ大統領は、すべての会談において、成果が出たと、国民に言いたいんですね。
言う必要があるでしょう、自分のやっている交渉のしかたで間違いないんだってね。
そういうところで、日本が比較的得意技である、インフラ建設の技術供与とかね。
年金を使うことはちょっと考えたほうがいいけども、そこまでやる必要あるのかどうか、私も分かりませんけども、日本、できるだけのことをやってやったらいいんじゃないですか。
今までね、ODAというのは、所得の少ない国にしかできませんでしたね。
われわれも、アメリカから言われて、いろいろとこれ、なんとかしてやれないかとか、もう本当に老朽化していますからね。
でも、アメリカに対して経済協力を用いるわけにいかないから、無理ですねと言ってきたわけですけれども、もしね、別の方法でできるならば、それはトランプ大統領にとっても大きな特典になるし、いいんじゃないですか。
ではその、経済関係とともに大きな焦点になっているのが、日米同盟です。
焦点の一つは、沖縄県の尖閣諸島についてです。
先週、来日したマティス国防長官はこう発言していました。
一方、在日アメリカ軍の駐留経費について、選挙中、トランプ大統領は。
ただ、選挙後はこうした発言をしていません。
岡本さん、日本からすると、尖閣諸島に日米安保が適用されますよということを、ちゃんと大統領から聞きたいというところもあると思いますし、一方で、大統領はこれまで米軍の駐留経費、負担を増やしてよというふうに言ってきてますよね。
この問題は、どういう交渉にしていったほうがいいと思われますか?
尖閣への安保条約第5条の適用って、それは言ってくれたら、大変ありがたいですよね。
過去にもアメリカがそういう発言をするたびに、中国はやっぱり、尖閣諸島の周辺での活動を抑えていく傾向がありましたから、一方ね、駐留米軍経費、これはね、日本もほとんど負担してあげてるんですね。
負担。
あと残っているのは、小さな品目しかないですよ。
これ以上、負担しようとすれば、アメリカの兵隊さんの給料を日本が払うというのはおかしなことになるんで、これは、トランプ大統領も分かってると思いますね。
それより問題は、日本の防衛費が少ないじゃないかと。
NATOの諸国はみんな、GDPの2%を目標にやってるのに、日本はまだ1%にもいってないのかって、ですから、そこをね、安倍さんは、いや、ちゃんとそれは増加の傾向にありますということで、説得する。
これは本当に、大事なポイントですね。
そこには説得をしていくということですね。
あと、中国については、きょうはトランプ大統領は、ようやくというか、習近平国家主席に電話をして、1つの中国については、認識を変えないというふうに言ってますよね。
中国に対して、どういう話を、トランプ大統領との間で、日本はするべきなのかということと、あと、やはりこのタイミングで、アメリカが中国に対して電話でこういうことを伝えたというのは、このへん、どう見ていますか?
トランプ大統領の周辺はね、特にホワイトハウスなんですけども、大変な戦略家がいると思いますね。
1つの中国政策を否定すれば、これは中国は戦争にしますよ。
そのくらい中国にとっては、絶対的な命題ですから、そんなことにちょっかい出すことがおかしいんだけれども、ちょっかいを出してね、そしていや、やっぱり守ってやるよといって、中国に対して、貸しをここで作っちゃった。
いやー、うまいですね。
それで、これから安倍さんと話をする。
その前に、やっぱりね、ちょっと中国の肩ももんどいたほうがいい、とにかく異例といわれるぐらいの厚遇を、安倍さんに対してするわけですからね。
それで、日本との間でね、やっぱり中国の脅威、中国のぼうちょう主義、特に南シナ海については、なんらかの懸念を表明してほしいと思いますね。
オバマ政権は、やっぱりそこの点は弱腰で、国際仲裁裁判所がフィリピンの訴えに軍配を上げて、中国は南シナ海に対する法的な権利はないといったときにも、アメリカは何も言ってくれなかったんですよね。
普通だったら、いや、そのとおりだと、中国もそういう法の支配に従えというところを言わない。
だからその間にまた、どんどんと出てきちゃったところもありますから、そこはきっちりとね、トランプ大統領なら言うんじゃないですかね。
そこのところを言ってもらいたいという感じなんですね。
なるほど。
南シナ海における中国の活動の脅威をね、やはり日米の共通の認識として、外へ出してもらいたいと思います。
日米にとって重要になる、今回の会談なんですが、世界も注目しています。
世界が注目する今回の首脳会談。
アメリカの有力紙、ワシントン・ポストは、各国の首脳がトランプ大統領に嫌気がさす中、安倍総理大臣は新たな流れを作ることになるだろうと伝えています。
また、韓国の通信社、連合ニュースは、会談の内容によって、トランプ大統領がアジアの同盟国との間で、どのような貿易政策を進めようとしているのか分かってくると伝えています。
今回ですね、トランプ大統領は、安倍総理大臣を別荘に招いて、一緒に食事をしたり、ゴルフをしたりと。
2日にわたる、本当に長時間、一緒にいるわけですよね。
トランプ大統領にとっては、これだけの待遇をするというのは、どういうねらいがあるんでしょうか。
やっぱり、日本を非常に重視してるっていうことですよね。
オバマ大統領は2013年に、習近平主席を、カリフォルニアのパーム・スプリングスっていう所に呼んで、2日間、一緒に泊まってね、長い間、時間を過ごして、いろんな会談をしましたよ。
日本も、ブッシュ大統領が海部さんをコロラドに呼んで、長い会談をした例がありますけどね、やっぱりね、そういう所で、打ち解けた雰囲気で、長く時間を一緒に過ごすということは、ありとあらゆる問題について話ができますから、これはもう非常にいいことですね。
いいことだと。
一方の安倍総理大臣にとっては、今回の、この長く一緒にいられる、こうした機会を、どういうふうに使うべきだというふうに思いますか。
やっぱりね、トランプさんという人は、事実にあんまり注意を払わずに、自分の思い込みでうわっと言っちゃって、それを変えないというところがありますから、やっぱり根気強くね、日本がどのくらいアメリカの経済に貢献しているか、日米安保体制というのが、日本ばかりでなく、アメリカにとっても不可欠な存在であるものであるとかね、それはもう、何度も言っていくいい機会だと思いますね。
それから、かなり突っ込んだ話をね、ですから、さっき申し上げた、日米2国間FTAについてもね、そういうところだったら、耳打ちっていうかね、わりあい非公式に話ができるんじゃないですか。
少なくとも方向性を示すことができる、非常にいい機会だと思いますね。
そして何よりも個人的な信頼関係をトランプさんとの間で、要するに猛犬の相手にどう対応するかってね、大統領を犬に例えちゃ、失礼ですけどね、非常にいい機会だと思います。
岡本さん、最後に、どういうものになれば、成果があったというふうにいえると思いますか。
失敗させないことですね。
失敗させなければ、これは成功ですね。
失敗というのは、具体的な数値目標をね、向こうから要求されて、それを公にされるとかね。
例えば、自動車のアメリカへの輸出台数をこれぐらいに抑えますとか、あるいはアメリカでの生産台数をここまで増加しますとかね、あるいは日本の防衛費を、1%はなんぼなんでもひどいから、せめて1.2%にしてくれとかね。
要するに日本ができないような数値目標を言わせないということですね。
あとはもう、信頼関係を精いっぱい、世界に対して見せる。
で、日米というのはこんなに緊密なものなんだということが、日本の周辺諸国に伝われば、それが非常に大きな抑止力になりますからね。
世界の人がやっかんで見たって、それはいいじゃないですか。
信頼関係。
ここまで目前に迫った日米首脳会談について、岡本行夫さんとお伝えしました。
ありがとうございました。
どうも。
さて、続いてトゥデーズウオッチです。
NPOのスタッフや小学校の臨時教員らが、幼い男の子にわいせつな行為をしたとして、逮捕・起訴された事件。
NPOのスタッフの男は、ほかのメンバーを勧誘し、事件を繰り返していた疑いがあることが、警察への取材で分かりました。
自然体験教室を開く、東京・練馬区のNPOのスタッフ、開發哲也被告。
このほか、大学生や小学校の臨時教員ら合わせて6人が、男の子へのわいせつな行為を繰り返し、その様子を動画で撮影したなどとして、逮捕・起訴されました。
このうち、開發被告は、SNSを通じて知り合った大学生ら3人に、NPOのイベントに参加すれば、男の子のわいせつな行為を撮影できると勧誘していた疑いがあることが分かりました。
3人は、撮影方法などを開發被告とメールで相談し、寝ている子どもを狙ったと見られるということです。
また、橋本顕容疑者は、去年6月から、東京・東大和市内の小学校で、臨時教員として勤務していました。
東大和市教育委員会はきのう、臨時の保護者会を開き、謝罪しました。
天皇陛下の退位を巡る法整備などに向けて、衆参両院の正副議長が、来月中旬までをメドに、国会としての考え方をまとめたいとしている中、各党の議論が活発化してきています。
民進党は、きょうの全議員懇談会で、天皇陛下の退位は、皇室典範の改正による恒久的な制度とすべきだなどとする党の論点整理に賛同する意見が相次ぎ、近く、党としての意見を正式に決めることにしています。
共産党はきょうの会合で、高齢は、天皇一人に限った問題ではないなどとして、一代限りにとどまらない退位のルールを定めるため、皇室典範の改正が筋だとする党の方針を確認しました。
天皇陛下の退位を巡っては、自民党は党の懇談会で、政府内で有力視される、退位を天皇陛下一代に限ることが望ましいという認識で一致しているほか、公明党や日本維新の会でも、こうした意見が多数となっています。
文部科学省での組織的な天下りの問題。
政府の再就職等監視委員会が違法と認定したものの、詳細が公表されていない事案の法人などが明らかになりました。
民進党の会合で、文部科学省が明らかにした9件の事案。
筑波大学教授、明治薬科大学、公立学校共済組合、医学教育振興財団、日本工芸会、公益財団法人文教協会、中京大学、株式会社学生情報センター、人間環境大学です。
文部科学省はこのうち、5つの法人に私学助成金などの予算が支出される可能性があるとしたうえで、天下りの問題は、文部科学省側の問題で、これらの法人には非はなく、国費を支出することに問題はないという認識を示しました。
続いては、来週に迫ったバレンタインデーの話題です。
河野さん、こちら。
ちょっと早いですけど、どうぞ。
ありがとうございます。
いいですね。
いいね。
本命か、義理かはあえて聞きませんが。
日頃の感謝の気持ちを込めた、義理チョコです。
ありがとうございます。
はっきり義理と。
鈴木さんと河野さんは毎年バレンタインデーは、どういうふうにしてますか。
お世話になった人とか、夫にはあげるかな。
河野さんは、たくさんもらう?
鈴木さんからはまだ頂いてないですけどね。
えっ?あっ、これ、どうぞ。
一緒に、2人からですね。
僕は、でも最近、あまりもらわなくなったので、かわいそうかなっていうんで、妻が少し買ってくれたりはしますけどね。
いいですね。
でもことしは、こうして田中さんとこうして鈴木さんからくるはずだから、ありがとうございます。
繰り返しますね。
このように、女性から男性に渡すチョコレート渡すバレンタインデーが変わってきています。
都内の百貨店のチョコレート売り場です。
大勢の女性でにぎわっています。
バレンタインデーの特設会場。
世界中から集められたチョコレートが、この時期だけ並びます。
女性に交じって、会場のあちらこちらに、男性の姿が。
男性。
こちらの男性、女性にチョコを贈るといいます。
こちらの男性は。
今のバレンタインデー、大切な人にチョコを贈るだけではありません。
こちらの男性は彼女はいるといいますが。
出会ったのは、自分へのご褒美として買うスイーツ男子。
この百貨店ではここ2年、男性客の売り上げが10%ずつ伸びているといいます。
百貨店ではことし、男性の心をくすぐる商品を俺チョコと名付け、さらなる売り上げアップを目指しています。
流行も取り入れてる。
開かれているイベント。
なにやらマッチョのお兄さんたちが並んでいます。
マッチョな男性たちが、バレンタインデーを盛り上げてくれます。
チョコを買うと、自慢の筋肉を使って、箱にシールを貼ってくれます。
筋肉を使ってシールを貼るの?どういうこと?
見ててください。
味は普通においしいです。
これでむきむきになれるんでしょうか。
これでむきむきになれるのかな?なるほど。
そこで、マッチョによる厳しい筋トレ指導も。
足を上げて、この状態で。
休んでいいですか?
だめです!
よいしょー!
チョコを買うお金で、人助けに取り組む会社も。
都内の保険会社です。
こちらでは、バレンタインデーにチョコレートを渡す代わりに、こちら、募金を勧めています。
この会社では、バレンタインデーの時期に有志が募金を集め、アフリカの子どもたちへの支援に充てているのです。
かつては、上司や同僚への義理チョコの習慣が過熱し、女性社員が悲鳴を上げていました。
分かりますね。
分かりますか?
義理チョコってね、大変なんですよ、結構。
以前はチョコを配っていたという、こちらの女性は。
一方、ホワイトデーにお返しをしなければならない、男性も大変でした。
こちらの会社では、全国190の支店で同じ取り組みをしています。
毎年、集まった100万円ほどをNGOに寄付。
アフリカでの井戸の建設や、医療の支援に役立てられています。
ー優しい気持ちになりますけど。
寄付とか、マッチョとか、なんかことしはバレンタインデーのラブラブな甘い感じっていう取材じゃないんですね。
皆さん、いろいろ楽しんでますよね。
意外とね。
田中さん、どう?むきむきになった?少しは。
河野さんが言ってたとおり、食べるだけじゃならないですよね。
そうか。
筋トレも必要ですね。
河野さん、俺チョコはどうでしたか?
俺チョコ?うーん、なんか、あの人混みを見てると、なかなかちょっと買いに入りづらいかなというふうな。
やっぱり女性が多いですからね。
という言い訳をしたりして。
男性から女性にあげるということだったので、ぜひね。
待ってます。
やっぱり、寄付チョコを考えようかな。
ちょっとね。
これを食べながら考えます。
大事そうに。
期待してます。
皆さんはどんなバレンタインデーにしたいですか?
では、ニュースを続けます。
豊洲市場への移転を決断した、石原元都知事。
都議会の特別委員会が、参考人として呼ぶことを決めたことについて。
招致に応じる考えを明らかにしました。
これについて小池知事は。
小池知事は、質疑を通じて移転の経緯などの詳細が明らかになるのかどうか、注視する考えを示しました。
去年1年間に難民認定を申請した外国人は、1万901人と、初めて1万人を超えて過去最多となりました。
法務省によりますと、日本で難民認定をする外国人は毎年増え続けていて、6年連続で過去最多を更新しています。
国籍別に見ますと、インドネシアが1829人、ネパールが1451人、フィリピンが1412人となっていて、内戦の続くシリアは4人です。
一方、去年、難民と認定された人は、不服申し立てによって認められた人を合わせても、おととしより1人多い28人でした。
続いてスポーツです。
キャンプリポート。
きょうはこの人。
びっくりした。
やり直し!
この人。
なんか怒られてましたが、大丈夫ですか?佐々木さん。
森監督ならではの冗談だと信じています。
リポートは後ほどお伝えしますね。
さあ、まずはウインタースポーツです。
開幕まで1年を切ったピョンチャンオリンピックに向けて、日本選手が大活躍です。
来年のオリンピックの会場でテスト大会として行われている、スピードスケートの世界距離別選手権。
女子500メートルに、日本のエース、小平奈緒が出場。
ワールドカップでは、出場した6レースすべてで勝っています。
好スタートを切った小平。
最初の100メートルは、全体の2位で通過します。
伸びのある滑りを見せ、みずからの記録を0秒16更新する日本新記録をマークして優勝。
この大会の個人種目で、日本女子として初めての快挙です。
札幌で行われた、スキーノルディック複合のワールドカップ。
エースの渡部暁斗が好調です。
前半のジャンプ。
134メートルを飛び、2位につけます。
後半のクロスカントリー。
渡部は序盤でトップに立ち、ドイツの選手とデッドヒートを繰り広げます。
勝負はゴール前。
最後はかわされましたが、渡部は今シーズン最高の2位に入りました。
こちらはジャンプ。
同じ札幌であすから始まるワールドカップを前に、44歳の葛西紀明選手が、公式練習に臨みました。
葛西選手は今シーズンは、まだ表彰台に上がっていません。
イメージどおり滑れて、いいタイミングでできればと、慣れ親しんだジャンプ台を確認しました。
あすはワールドカップ最年長表彰台の記録更新を目指します。
プロ野球のキャンプ情報。
WBCの日本代表選手に注目です。
WBC日本代表の小久保監督が訪れたのは、楽天のキャンプ地、久米島。
嶋選手、則本投手、松井裕樹投手の代表3人に声をかけました。
ブルペンでは先発と期待する則本投手をチェック。
順調な仕上がりに満足し、登板予定日を伝えたことを明らかにしました。
気合いが表れる、キャッチャーの小林誠司選手。
WBCの日本代表ですが、巨人ではレギュラーを確約された立場ではありません。
すべてが課題と、連日、居残りで練習。
去年、大事な場面でミスが目立った守備を鍛え直し、チームで、代表で、信頼獲得を目指します。
WBC日本代表の秋山選手はシーズン最多安打記録を持つ、西武のヒットメーカーです。
きょうはピッチャー相手のシートバッティング。
うまく反応できたと、2ベースヒット。
順調な調整ぶりを見せます。
さらに、練習後にはおよそ1時間の打ち込み。
打線のつなぎ役としての活躍が期待されている28歳に、慢心はありません。
日本ハムのキャンプ地を訪れたのは、大リーグ・レンジャーズのダルビッシュ投手。
別メニューで調整していた大谷投手も、尊敬する先輩の激励に、表情を緩めました。
アリゾナでのキャンプは残り1日。
今週末、沖縄に拠点を移し、2次キャンプに入ります。
きょうのキャンプリポートは、中日の森繁和新監督62歳。
昨シーズン、19年ぶりに最下位に終わったチームの再建を託された、ちょっと怖そうな監督を取材しました。
時刻は朝7時半、森監督が乗った車が到着しました。
森監督、おはようございます。
おはよう。
森新監督。
去年まで11年にわたって、中日のコーチを務めました。
その経験と手腕に、チーム再建の期待がかかります。
選手よりも早く来て走る。
休みの日以外続けている、森監督の日課です。
最下位から今シーズンは浮上をかけるという。
監督して迎えられる初めてのキャンプですけれども。
できすぎているぐらい順調な天気でした。
天気が、天気は順調。
お天気の話?
チームも順調でしたよ。
今回の取材でまず感じたのは、チームが明るくなったということでした。
その優しさを、私も見つけました。
取材の日はあいにくの雨でしたが、森監督の提案で、室内練習場の2階をファンに開放したんです。
いつもは関係者以外は入れませんが、雨の中来てくれたファンへの気遣いでした。
監督にとっては、ファンサービスも大事な仕事。
一方で、チーム再建には厳しい目を光らせます。
今シーズンのテーマは、原点回帰。
ピッチャー出身の森新監督ですが、投手、野手の区別なく、同じことを求めます。
森監督にも、恒例の大事な時間を書いてもらいました。
一度胸の前に出していただいてですね。
見せません。
私にはね。
朝、1人で走るあのときこそが、森監督の大事な時間でした。
見せませんって、少年みたいな。
なかなかおちゃめでしたね。
でもこれ、毎朝、走ってるとき、あのときって、いろんなこと考えながら走ってるんでしょうね、やっぱりね。
そうなんですよね。
30分以上走って、監督としての在り方についても考える貴重な時間だということなんですよね。
理想の監督像については、なかなか決まらないそうなんですけれども、人前での自分の在り方、それがそのまま監督像になるということで、ことば一つにも気を使っているということです。
私も、仕事に向き合う時間、きちんと持たないとと思いました。
以上、スポーツでした。
では気象情報、斉田さんです。
きょうは西日本の日本海側に次々と活発な雪雲が流れ込みました。
ただこの時間、広い範囲を見ると、日本海に大きく渦を巻く雪雲があって、このあと、東北や北陸も、猛吹雪となりそうです。
では、今、雪が強まっている西日本の雪の予想から見ていきましょう。
今夜10時には、中国地方や近畿で広く雪でしょう。
このあと、雪雲が流れ込む地域が変わってきます。
あすの朝は東海や四国、それに鹿児島も雪が降るでしょう。
このあと日中は、日本海側で断続的に雪が強まりますが、夜になると、近畿南部も再び雪の強まる所がありそうです。
さらにこのあとです。
日曜日にかけて、日本海側を中心に雪が続くでしょう。
続いて、東北や北陸周辺です。
今夜10時から見ていきます。
あすの朝には、秋田県付近で雪が強まり、猛吹雪となるおそれがあります。
このあと日中は、雪の強い範囲が次第に南下します。
あすの夜は新潟県付近、広い範囲で雪が強まりそうです。
さらにこのあと、日曜日には北陸周辺の山沿いも雪が強まるでしょう。
この日曜日にかけて寒さは続きます。
予想最高気温は土曜日、日曜日ともに、10度に届かない所が多く、金沢と仙台、5度前後の予想です。
真冬並みの寒さが続く所が多いですから、マフラーや手袋など、しっかり寒さ対策も続けてください。
では、あすにかけての天気図です。
動かして見ていきましょう。
東北付近を、ゆっくりと低気圧が南下する見込みです。
このため、あすは東北から西日本にかけて、広い範囲で大雪や猛吹雪となりそうです。
では、各地の天気と気温、詳しく見ていきます。
(美月)
母はいつも私の事を2017/02/10(金) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
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▽迫る日米首脳会談!最新情報現地から中継岡本行夫さんとともに焦点・課題を徹底分析▽大雪・暴風に警戒をあすから東日本でも…▽いつの間にこの変化バレンタインデー事情

詳細情報
番組内容
【キャスター】河野憲治,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】佐々木彩,【気象キャスター】斉田季実治
出演者
【キャスター】河野憲治,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】佐々木彩,【気象キャスター】斉田季実治

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