医師に成り済まし、交際相手の20~30代の女性医師2人に結婚をにおわせて計約4000万円をだまし取るなどしたとして、大阪府警泉大津署は7日までに、詐欺や窃盗などの疑いで、住所不定の自動車販売業の男(32)と、大阪市中央区のラウンジ従業員の女(27)を逮捕した。
同署によると、容疑者の男は医師免許証を偽造し「府内の病院に勤務する精神科医」と偽り、出会い系サイトで知り合った女性医師2人と交際。「金は返すつもりだった」などと容疑を否認している。
逮捕容疑は昨年5月~今年1月、共謀して大阪市内の金融機関で20代の女性医師名義のキャッシュカードを作り、カードローンで引き出した約500万円を盗んだ疑い。
また男は、同居していた30代の女性医師の自宅金庫から約1500万円を盗んだり、同医師に「夫婦の収益物件としてマンションを買いたい」とうそを言い、2000万円を男が管理する口座に振り込ませたりした疑い。
男は、容疑者の女が以前に働いていたキャバクラの客だったという。