友達ができなくて、いつも一人ぼっちでご飯を食べる。グループを組むときにいつも最後に残る。
こんな人いますよね。
世の中には友達を作るのが苦手な人、頑張ったけど無理って人もいます。
そんな人に提案。友達作るの諦めませんか?
友達ができない人
友達ができない人(僕のことでもありますが)の特徴やあるある。
- いつもクラスで一人ぼっち。なぜかみんなから避けられる。
- あいつは暗いやつと思われている。
- 人前に出ると緊張して話せない。
- 他人が何を考えているのかわからない。
- 空気が読めない。
- 声が小さくなったり、吃音になってしまう。
- 他人を信用できない。
- 人の目を直視できない。
- いい人に思われたくて、気を使いすぎて嫌われる。
- 作り笑いがぎこちない。
- クラスメイトと趣味が全く合わない。
- 馬鹿騒ぎが苦手。はしゃぐのが苦手。
中にはアスペルガー症候群で他人とうまく打ち解けられないという人もいます。
アスペルガーの特徴は
- 正直な意見。気を使うことが苦手。
- 独特の世界観。
- 他人との距離感がわからない。
- 会話のキャッチボールができない。
- やたら難しい言葉を使う。
- 一方的。
- 言葉をそのまま受け取ってしまう。冗談が通じない。
などなど。
とにかく他人とのコミュニケーションが苦手。友達を作れない、頑張ったけど難しいという人がいるのです。親からしてみれば、心配でしょうがないでしょう。常識で言えば、友達は多いことがいいことです。でも、友達の数で人間の価値が決まるんですか?
友達を作るのを諦める
人には得手不得手があります。足の速い人、絵が上手い人。ピアノが弾ける人。
そして、友達を作るのが得意な人、苦手人です。
もし、音痴でリズム感が全くない人に、ピアノを弾かせたとしたらどうなるでしょう?
僕だったら、辛いです。きついです。楽しくないです。
苦手なことはやらない。人は皆、無意識にそう選択しています。
自分の職業を決めるとき、自分ができそうなもの、得意なものを選びます。
野球を全くやったことがない人が、20歳を越えてプロ野球選手を目指し始めることはないですよね。(いたとしたら逆に凄いですが……)
できないものをあえて選んでも、苦労するのは目に見えています。要するに、苦手なことに時間を費やしても無駄だと気付いているのです。
ある東大教授はこう言ってました。
友達を作るのを諦めるという選択肢もあるのです。
結構衝撃的なセリフですね。でもその分、自分の長所に時間を割きましょうということです。友達と遊ぶ時間の全てを自分の得意なことに捧げたら、すごいことになります。
成功する人は幼い頃から毎日練習してます。プロ野球選手しかり、フィギュアスケートしかり。他の人が遊んでいる間、練習するのです。
だいたい10年続ければ、その道でかなりのレベルに達します。
ど素人だって寿司職人になれるのです。
東大では ROCKETという学校に馴染めない人のためのプロジェクトを実施
実は東大ではROCKETというプロジェクトをやっています。
ROCKETは,突出した能力はあるものの現状の教育環境に馴染めず、不登校傾向にある小・中学校生を選抜し、継続的な学習保障及び生活のサポートを提供するプログラムです。
将来の日本をリードしイノベーションを起こす可能性のある異才を育む教育環境を通して、創成することを目指し、日本財団と東京大学先端科学技術研究センターとの共同プロジェクトとして2014年にスタートしました。
コミュニケーションが苦手という人は、他の分野に長けていることが多いのです。そんな才能を潰さず、伸ばそうというプロジェクトです。素晴らしいです。
世の中を変えてきたのは、普通とは違う人達です。エジソンしかり、アインシュタインしかり。
こういうプロジェクトが世の中に広まることを祈ります。
まとめ
友達が必要という固定観念を捨ててもいいんじゃないでしょうか。もちろん孤独であることはデメリットもあります。でもメリットもあるということです。
最後にドラッカーのセリフで締めたいと思います。
不得手なことの改善にあまり時間を使ってはならない。自らの強みに集中すべきである。
引用:ダイヤモンド社「ドラッカー名言集 仕事の哲学 最高の成果をあげる」P・F・ドラッカー p59より
参考:「アスペルガー症候群を知っていますか?」Web版・日本語 | 自閉症を知る | 東京都自閉症協会