日本時間2月11日午前3時、PCゲーム配信プラットフォーム「Steam」を運営するValveは、Steamにおける作品配信のプロセスである「Steam Greenlight」の廃止を明らかにした。Valveは「Steam Blog」にて、「進化するSteam」と題したエントリを投稿し、詳細を発表している。
Steam Blog
同エントリにてValveは「私たちのゴールは、開発者やパブリッシャーがさらに直接的にゲームを公開できる経路を提供し、最終的にはゲーマーをよりすばらしいコンテンツへと結びつけること」と発表しており、Steam Greenlightの廃止後、2017年春を目処に「Steam Direct」と呼ばれる新しい配信プロセスの設立を予定している。
Steam Directのシステムは、Steamでのゲーム配信を希望する開発者が税関連の書類、個人・企業の情報などをValveへ提出し、配信したい作品毎に申請料を支払う仕組みとなる。申請料の存在は作品ラインナップに一定の質を持たせるためとのことで、金額は現在も検討中であり、100ドルから5,000ドルの間で調整されているようだ。
Steam Directが設立される背景として、ValveはGreenlightの運用を行う中で、Steamへの作品登録を行う環境の改善と、ユーザーと作品を適切に結びつけることが課題となっていることを認識し、それらの改良のための次段階として、開発者がSteamで直接ゲームを配信するためのシステムが必要となっているためとのこと。
調整中とされる申請料の幅を鑑みると、最終的に決定される金額によっては、パブリッシャーを通さず独力での開発・配信を行う個人開発者に対して影響が大きいものとなるのではと思われる。今後の情報を待ちたいところだ。
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