部下のセクハラ行為で発覚…飲み会の移動で定員外乗車 兵庫県警芦屋署副署長らに処分

 兵庫県警芦屋署の副署長の男性警視(58)と警備課長の男性警部(45)が飲み会の会場に移動する際、部下の私有車に定員外乗車していたことが6日、県警への情報公開請求で分かった。飲み会では刑事課の男性警部補(49)が「足の長さを調べる」と20代の女性署員の股を触るセクハラ行為もあり、県警は副署長と警備課長をそれぞれ警務部長注意と所属長注意、警部補についても所属長訓戒の処分とした。

 県警によると、副署長らは昨年10月26日夜、同県芦屋市のしゃぶしゃぶ店で、逮捕術大会の打ち上げに出席。飲酒後、2次会会場の神戸市中央区のスナックに向かうため、飲酒していなかった40代の男性署員が運転する定員7人のワンボックス車に9人で乗り込んだ。副署長は「途中で違反に気付いたが、今さら引き返せないと思ってそのまま乗っていた」と説明したという。

 県警監察官室が警部補によるセクハラ行為の調査に入ったことで問題が発覚。車を運転していた署員はその後、交通反則切符(青切符)を交付された。セクハラ行為について副署長は「カラオケの選曲に夢中だったため見ていない」と説明しているという。

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