兵庫県警芦屋署員らが昨年10月、車で飲み会の会場を移動する際、定員オーバーを黙認していたとして、県警が芦屋署副署長の50代男性警視を警務部長注意、40代の男性警部を所属長注意の処分にしていたことが6日、県警への情報公開請求で分かった。処分は昨年12月26日付。
県警によると、飲み会の2次会で、同署の40代の男性警部補が、20代女性巡査の身長を測ろうとして脚の間に手を入れるセクハラ行為があり、この問題の調査で定員外乗車が発覚した。
定員オーバーがあったのは昨年10月26日夜。副署長ら署員計9人は県警の逮捕術大会の打ち上げをした。兵庫県芦屋市内の1次会会場から神戸市内の2次会に移動する際、定員7人のワゴン車に全員が乗った。副署長は「途中で気付いたが、降ろすのはかわいそうだと思った」と話しているという。
セクハラ行為について、県警は警部補を所属長訓戒とした。