東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)が放送したバラエティー・情報番組「ニュース女子」について「事実関係が誤っている」などの批判が出ている問題で、放送倫理・番組向上機構(BPO)放送倫理検証委員会(委員長=川端和治弁護士)は10日、審議入りすることを決めた。
対象は、沖縄県の米軍ヘリ離着陸帯(ヘリパッド)建設への抗議活動を取り上げた1月2日放送分。「逮捕されても生活の影響もない65~75歳を集めた集団」「過激デモで危険」などと伝え、放送後、「沖縄に対する誤解や偏見をあおる」などの批判が相次いでいた。
MX編成部は「審議入りを真摯(しんし)に受けとめ、今後の審議にも誠意をもって協力する」とコメントした。【須藤唯哉】