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【プロ野球】

陽岱鋼、下半身の張りでリタイア 表情険しく無言

2017年2月10日 紙面から

走塁練習する陽岱鋼。下半身の張りのため練習を途中で切り上げた=宮崎で(七森祐也撮影)

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 日本ハムからFA移籍した巨人・陽岱鋼外野手(30)が9日、下半身の張りを訴えて宮崎キャンプを早退した。10日のメニューは状態をみて決めるという。

 スタンドがざわついた。キャッチボールするナインに、陽岱鋼の姿がない。背番号2はランニングメニューをこなし、ベンチ裏へ。ここで下半身の張りを訴えて、その後のメニューを回避。体のケアに努めた。再び姿を現したのは球場脇の通用口。足取りはしっかりしていたものの、表情は険しいまま。「体調不良ですか?」などの問いに無言を貫き、球団スタッフの用意した車へ乗り込んだ。

 不安箇所の悪化、離脱となれば、チームにとって大きな痛手となる。同じくFA組の前DeNA・山口俊は右肩の不安で3軍調整中。二塁レギュラーが期待されるドラフト1位の吉川尚(中京学院大)は上半身のコンディション不良で、同じく3軍調整を続ける。ここに陽岱鋼が加わるようなことがあれば、もはや悪夢。V奪回という使命を帯びたチームにとって一大事だ。

 症状は軽いもようだが、最悪の事態を避けるために、高橋監督も気に掛ける。「今、無理してやる時期ではないですし」。現時点では、今月中旬から沖縄で行われる2次キャンプに連れていく方針という。 (川本光憲)

 

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