新潟市の私立保育園が、4月から認定こども園に移行するのに伴い、定期予防接種を受けていない乳幼児を受け入れない方針を示していたことが10日、市への取材で分かった。認定こども園を管轄する内閣府などは市からの照会に「未接種を理由に受け入れは拒否できない」との見解を示し、9日付で回答した。
予防接種法で、定期接種は義務ではなく努力義務とされている。子ども・子育て支援法は、園側は正当な理由がなければ利用申し込みを拒めないと定めている。
保育園の園長は、取材に「園には子どもの安全を守る義務がある。他の人にうつさないようにするのは最低限のマナーだ」と話した。