大韓民国の保守層の有権者は道に迷った。この地の保守陣営が非常口を見つけられないからだ。朴槿恵(パク・クネ)-崔順実(チェ・スンシル)ゲートの中で親朴と非朴に分かれたが、どちらも合理的な保守改革の道を提示できずにいる。
何よりも保守陣営の大統領候補が歴代最低と呼ばれるほど支持率が低い。正しい政党の劉承ミン(ユ・スンミン)議員と南景弼(ナム・ギョンピル)京畿道(キョンギド)知事はそれぞれ5%、1%台にも進入できずにいる。セヌリ党の李仁済(イ・インジェ)元議員、元裕哲(ウォン・ユチョル)議員、安相洙(アン・サンス)議員は候補と呼ぶのもきまり悪いほどだ。最も有力だった潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長が不出馬を決めた後、その反射利益は黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行が握るというあきれる状況だ。
正しい政党の苦戦は、合理的で健全な保守層が信頼できるほどの説得力ある保守の価値とビジョンを提示できずにいるためだ。劉承ミン議員が育児休職3年、定時退勤保障など福祉公約で外縁拡張を狙っているが、傾いた運動場を正すには力不足だ。党は党で18歳投票権、高位公職者不正捜査処新設問題などを話すが、確実なアイデンティティーを見せられずにいる。所属議員までがそれぞれ別々という感じだ。こうした中、昨日発表された世論調査で正しい政党の支持率が5.8%と正義党(6.8%)を下回った。
セヌリ党がむしろ朴槿恵(パク・クネ)大統領の支持層を握り、13.8%の支持を得ている。しかし国政壟断に対する懺悔と反省の姿を見せられず、健康な保守有権者に支持勢力を拡張するには限界が明らかだ。黄権限代行に一抹の期待をかけているが、非好感度と出馬反対意思が70%近いだけに、有権者は簡単に心を開かないだろう。党名を「自由韓国党」に変えるというが、親朴覇権の人的清算なく名前だけを変えるのは、有権者が何度も見てきた「デジャブ」にすぎない。
保守陣営が脱出口を探せない理由は、朴大統領が依然として影を落としていることにも原因がある。自分を補佐した秘書室長と首席秘書官、長官・次官をはじめ18人が拘束されたが、依然として何も知らないと否認しながら容疑を側近に押しつける大統領の品格を失った姿に、保守層の有権者も幻滅を感じている。
保守・進歩のどちらか一方だけでは国家経営がまともにできない。政権を握ることができなくても健全な野党勢力が存在してこそ国が傾かずに真っすぐ進むというのは自明の道理だ。破局を望まないのなら、大統領は憲法裁判所の審判を遅らせようとするのをやめて、堂々と裁判に臨まなければいけない。セヌリ党も時代錯誤的な親朴勢力に依存して延命する考えを捨てて、猛省とそれ以上の革新を通じて生まれ変わった姿を立証する必要がある。正しい政党も自ら前に出した改革保守がどういうものかを有権者に示すことが要求される。それだけが保守が生きる道、保守と進歩が共生する道であり、大韓民国が進む道だ。
何よりも保守陣営の大統領候補が歴代最低と呼ばれるほど支持率が低い。正しい政党の劉承ミン(ユ・スンミン)議員と南景弼(ナム・ギョンピル)京畿道(キョンギド)知事はそれぞれ5%、1%台にも進入できずにいる。セヌリ党の李仁済(イ・インジェ)元議員、元裕哲(ウォン・ユチョル)議員、安相洙(アン・サンス)議員は候補と呼ぶのもきまり悪いほどだ。最も有力だった潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長が不出馬を決めた後、その反射利益は黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行が握るというあきれる状況だ。
正しい政党の苦戦は、合理的で健全な保守層が信頼できるほどの説得力ある保守の価値とビジョンを提示できずにいるためだ。劉承ミン議員が育児休職3年、定時退勤保障など福祉公約で外縁拡張を狙っているが、傾いた運動場を正すには力不足だ。党は党で18歳投票権、高位公職者不正捜査処新設問題などを話すが、確実なアイデンティティーを見せられずにいる。所属議員までがそれぞれ別々という感じだ。こうした中、昨日発表された世論調査で正しい政党の支持率が5.8%と正義党(6.8%)を下回った。
セヌリ党がむしろ朴槿恵(パク・クネ)大統領の支持層を握り、13.8%の支持を得ている。しかし国政壟断に対する懺悔と反省の姿を見せられず、健康な保守有権者に支持勢力を拡張するには限界が明らかだ。黄権限代行に一抹の期待をかけているが、非好感度と出馬反対意思が70%近いだけに、有権者は簡単に心を開かないだろう。党名を「自由韓国党」に変えるというが、親朴覇権の人的清算なく名前だけを変えるのは、有権者が何度も見てきた「デジャブ」にすぎない。
保守陣営が脱出口を探せない理由は、朴大統領が依然として影を落としていることにも原因がある。自分を補佐した秘書室長と首席秘書官、長官・次官をはじめ18人が拘束されたが、依然として何も知らないと否認しながら容疑を側近に押しつける大統領の品格を失った姿に、保守層の有権者も幻滅を感じている。
保守・進歩のどちらか一方だけでは国家経営がまともにできない。政権を握ることができなくても健全な野党勢力が存在してこそ国が傾かずに真っすぐ進むというのは自明の道理だ。破局を望まないのなら、大統領は憲法裁判所の審判を遅らせようとするのをやめて、堂々と裁判に臨まなければいけない。セヌリ党も時代錯誤的な親朴勢力に依存して延命する考えを捨てて、猛省とそれ以上の革新を通じて生まれ変わった姿を立証する必要がある。正しい政党も自ら前に出した改革保守がどういうものかを有権者に示すことが要求される。それだけが保守が生きる道、保守と進歩が共生する道であり、大韓民国が進む道だ。