さて、味覚に行ってみよう。魚類は、口腔以外にも味を感じる器官をいろいろ持っている。鰓腔、食道、口唇、体表、鰭などに味蕾がある種類もいる。オレの知見では、ナマズのヒゲ。日本にまだドラド・キャットが上陸する以前のこと、ベレン・アジトの水槽で30センチくらいのを飼育実験していた。この魚は神経質なんで、大きめ野生個体を餌づけするのに手間がかかる。エビの剥き身が餌づけ飼料としてベストだった。水槽に落としても、すぐには寄ってこない。冷凍エビだったんで、臭覚には、それほど効果がなかった。底を這うように泳ぐドラド・キャットのヒゲがエビの剥き身に触れた瞬間、ピクっと変化があった。慣れれば、一発で食うけど、始めは疑わしそうに、何回か反転。再度ヒゲが触れてから口にした。
海水魚の多くは、甘党でないらしいけど、淡水魚は、「甘い」、「塩っぱい」、「苦い」、「酸っぱい」に対する感受性があるという。昔っからコイ釣り師秘蔵の練り餌ってのがあるね。砂糖を入れたり、ハチミツを加えたりするらしい。ゲーリー・ワームの売り文句に、塩の含有ってのがあった。咥えたとき、ワームから塩味がジュルっとでると、バスがそれを離さない、ってなスゴイ理論だった。
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2016-12-25
2016-12-21
2016-12-13