【ソウル聯合ニュース】韓国の黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行首相は10日、家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)の防疫と関連し、人手不足が懸念される場合は「軍の投入」を検討してほしいと関係機関に指示した。韓国で発生している口蹄疫と高病原性鳥インフルエンザの状況点検会議で述べた。
韓国では今月に入り、7種類ある口蹄疫の類型のうち「O型」と「A型」が初めて同時発生し、韓国政府は9日、4段階ある警報段階を最高レベルの「深刻」に引き上げた。全国86カ所の家畜市場も一時閉鎖している。
黄氏は「牛で発生した口蹄疫が豚に広がらないよう、防疫に総力を挙げてほしい」と述べ、全国で牛と豚の全数調査を実施することも検討するよう指示した。