NHK、BPOに反論 小保方晴子氏への人権侵害認定の番組は「取材を尽くし制作したもの」
2017年2月10日16時41分 スポーツ報知
放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会が10日、STAP細胞論文を検証した2014年7月放送の「NHKスペシャル」で、小保方晴子氏(33)の名誉を毀損する人権侵害があったと認めた。BPOは同日、NHKに対し、今回の決定内容を放送し、再発防止に努めるよう勧告した。
問題となった番組は「NHKスペシャル」の調査報告 STAP細胞 不正の深層」。放送人権委員会は「(番組では)小保方氏が何らかの不正行為によってSTAP細胞を作製した疑惑があるなどと示したが、真実性・相当性が認められない」と判断。名誉毀損を認めた。また小保方氏を取材班が追跡した行為自体も「放送倫理上の問題がある」とした。
これを受け、NHKは同日、各マスコミにファックスを送付。「BPOの決定を真摯に受け止めますが、番組は関係者への取材を尽くし、客観的な事実を積み上げ、表現にも配慮しながら制作したもので、人権を侵害したものではないと考えます。今後、決定内容を精査した上で、BPOにもNHKの見解を伝え、意見交換をしていきます。また、放送倫理上の問題を指摘された取材の方法については、再発防止を徹底していきます」と反論。同番組での小保方氏への人権侵害を否定した。