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国会前で 南スーダン陸自派遣中止求めて

国会前で安保法制や自衛隊の南スーダン派遣に反対の声を上げる人たち=東京都千代田区で2017年2月10日午後7時58分、小出洋平撮影

 安全保障関連法の廃止と南スーダンの国連平和維持活動(PKO)への陸上自衛隊派遣の中止を求める抗議集会が10日夜、国会前(東京都千代田区)であった。南スーダンPKOでは、陸自派遣部隊が作成した日報に「戦闘」の表現が繰り返し使われていたことが発覚し、改めて派遣の正当性を問う声が強まっている。大勢の参加者は「自衛隊の命を守れ」とシュプレヒコールを上げ、安倍晋三首相と稲田朋美防衛相の辞任を求めた。

     抗議集会は、安保法制への反対を訴える各種団体の関係者らがSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じて、急きょ開催を呼びかけ、野党の国会議員も駆け付けた。若者や仕事帰りの会社員らが「衝突でなく戦闘だ」「誰も戦争なんて望んでいない」などと記したプラカードを掲げた。

     東京都新宿区の会社員、松澤俊哉さん(35)は「南スーダンはどう考えても戦争状態なのに、稲田氏はそうでないと言い張る。憲法9条をないがしろにして、国民をなめているとしか思えない」と批判した。さいたま市の無職女性(68)は「安倍さんも稲田さんも、自衛隊の海外派遣が目的化している。今すぐに辞任してほしい」と訴えた。【遠藤拓】

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