10日
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トランプ氏別荘 首相の宿泊費、日本側から受け取らない方針
アメリカのトランプ大統領が安倍総理をフロリダの別荘に招待する際にその費用を誰が負担するのかをめぐって議論となっていましたが、ホワイトハウスのスパイサー報道官は日本側から費用を受け取らない方針を表明しました。
アメリカの憲法は大統領ら公職にある人が外国政府から金品を受け取ることを禁じています。トランプ大統領は今週末、フロリダ州に所有するリゾートクラブで安倍総理をもてなす予定ですが、スパイサー報道官が8日、「その費用をいずれの政府が負担するのか承知していない」と述べたことから倫理上、問題があるのではと議論になっていました。
「大統領からの贈り物として安倍首相は別荘に宿泊する。それ以外の日本側代表団の人は誰もそこには泊まらないと承知している」(スパイサー報道官)
9日の記者会見でスパイサー報道官は大統領からの個人的な贈り物であることを強調し、日本側から費用は受け取らない方針を示しました。
しかし、かつてブッシュ元大統領がテキサス州の牧場に外国の首脳を招いたのとは異なり、トランプ氏の別荘は会員制リゾートクラブとして運営されていることから、ウォールストリートジャーナルは「大統領が頻繁に訪れ外国の首脳を伴うとなればビジネスチャンスが一段と拡大する公算が大きい」と、その「宣伝効果」を指摘しています。(10日07:05)