ワシントン=佐藤武嗣
2017年2月10日09時50分
安倍晋三首相の訪米で、フロリダ州にあるトランプ米大統領の別荘に滞在する際の費用について、ホワイトハウスのスパイサー報道官は9日の記者会見で、トランプ氏が支払うとの方針を明らかにした。滞在先がトランプ氏の所有施設で、費用を米国民の税金で賄えば、同氏の懐に入る可能性が指摘されていた。
スパイサー報道官は、首相の滞在費用について「大統領から首相への贈り物として(負担を)申し出た。それ以外の日本の代表団は誰もそこに泊まらない」と述べた。
滞在費用をめぐっては、日本政府が支払えば大統領個人への寄付とみなされ、米国憲法に抵触する恐れがある。一方、米国政府が支払えば、米国民の税金がトランプ氏の懐に入る可能性があった。(ワシントン=佐藤武嗣)
トップニュース
新着ニュース
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞国際報道部