大阪府教委は10日、休職中にヨーロッパを旅行したとして、同府吹田市立中学校の女性教諭(32)を減給6カ月(10分の1)の懲戒処分にしたと発表した。
府教委によると、教諭は病気を理由に休職中だった2014年11~12月に5泊7日でヨーロッパを旅行した。事前に相談した上司から控えるよう指導されていたが従わず、府教委は地方公務員法の信用失墜行為に当たると判断した。旅行を告発する匿名のメールが府教委に寄せられ発覚した。教諭は現在復職しており、「軽率なまねをしてしまい、反省している」と話しているという。
また、同府羽曳野市の府立西浦支援学校で昨年11月、男性講師(28)が知的障害がある中学部の男子生徒を押し倒してけがをさせた問題で、府教委は10日、講師を任用期間満了の3月末までの減給(10分の1)の懲戒処分にした。講師は同日付で依願退職した。【津久井達】