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Gerbera ~ガーベラ~(後編) 作者:sin
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肉欲

 かすかな灯りの部屋で熱い吐息がする。
美咲が警察に逮捕され、私は真知田と一緒の関係になっている。だが、目の前には『ハァハァ』と吐息がする人物がいた。松沢だ。彼女は逮捕されたが、真知田の言葉巧みによって釈放されたのだった。
「うぅああああ!!!!頂戴!頂戴!!!」
私は既に『ガーベラ』によって浸食され、崩壊寸前までに陥っていた。
『コツコツ』という音がしてきた。
「気分はどう?愛埜さん」
真知田だ。彼女は過去の穏やかな顔はなく、凶暴で獣を持つ顔となっている。生活指導という立場を使い私をもてあそんでいるのだ。
「頂戴!早く!欲しいのぉ」
「そんなに欲しいの?」
私は首を縦に振る。既に涎がダラダラと溢れ、穴という穴は濡れている。
「なら、松沢さんの舐めなさい。そして入れなさい」
真知田の発言で私はずいずいと松沢に寄っていく。松沢はかろうじて理性を持っており、私に、
「や、やめて・・」と言っていた。
「まつ・・ざわさん。前・・・私の奴隷になれって言ったじゃない・・ですか。あれ、嘘だった・・のですか?」
「・・・」
松沢は黙ったままで私は松沢の性器を舐め始めると、
「あ・・あう・・いい・・くうぅ」
という声が出る。
私はまるでアイスバーを舐めるようにしてめちゃくちゃにすると、松沢の性器から『ドピュッ』という白い液体が放出した。
「いれ・・ますよぉ・・」
私は笑みを浮かべて松沢の性器を膣に入れる。騎乗位の状態で『ズニュウ』という音ともに私は、
「あああああああーーーーいいいいいいーーー」と叫んだ。
ピストン運動を繰り返し繰り返し行い、
「ふぅ・・ふぅ・・ふぅ・・」
と声をだす。松沢はそんな私を見たくないのか、目を瞑っている。だが、松沢も次第に感じてきて腰の動きが速くなる。
「うぅあ・・だ・・だすわ・・よ・・」
松沢はガクガクと腰の動きを乱して、『ゴピュッ』と音ともに私の膣へ出したのだった。
「えらいわね・・良い子良い子」
真知田は私の頭を撫でると、ポケットからタブレットを出し、ガーベラを私の口に入れた。
「はぁぁぁぁ・・・」
私の身体はみるみるとスッキリとし、松沢の身体から離れた。
「やっぱり、すごおい・・」
恍惚の表情を浮かべ、私は松沢に言う。
「松沢さん、早く楽になった方が良いですよ」
私はニコッと微笑むと、部屋から出た。白く濁った液体を身体の中に入れ、『ツツーッ』とたれ落ちながら・・。松沢は部屋へ出る私に、
「こ、後悔するわよ・・」
と言い放った。


 私は真知田の横に座っている。真知田は私の膣を触り、指でかき回す。
「あ・・ああ・・・ああああ」
酷く感じて私の身体は悶える。
「まぁ、こんな白く濁った液体を中に入れて、それで感じてるの?まぁ薄汚い猫ね・・」
「もっと・・もっと煽って・・はあああ・・・」
「何度でも言うわ、このメスブタ!」
私はこの言葉で崩れ落ちるようにして、真知田の横に倒れた。
「ふふ・・二ヶ月謹慎・・良いようにして最高の奴隷スールを作ってあげるわ・・そして美咲ちゃんも」
真知田は倒れた私を触って笑みを浮かべ、私は猫のように真知田に懐く。



 「いやあああああーーーー」
通路で悲鳴を上げたのは美咲だった。美咲は回復プログラムを受け入院していた。
「先生、また美咲ちゃんです」
「またか・・フラッシュバックが取れんな・・」
医者はやれやれと言う顔つきで美咲に近寄る。
「美咲ちゃん、大丈夫かな?」
「嫌だ、嫌だ、嫌だ・・・来る来る来る・・うわああああああああーーー」
暴れる美咲に何名かの職員が囲む。美咲は手や足をバタバタしている。
「抑えてくれ」
職員は美咲の腕と足を掴み、医者は鎮静剤を美咲の腕に注射すると、嘘のようにフッと気を失った。
「担当は誰だったか?」
「石井先生です」
「石井君に美咲ちゃんは当分、保護室に様子見と伝えてくれ」
「はい」
看護師はパタパタとどこかへ行き、職員は気を失った美咲を保護室に入れた。
「あれから結構経つのにまだ取れんとはな・・うちでは手に負えんな・・」
医者は腕を組み、保護室に行った。保護室には美咲がだらーんとした体制で眠っている。
「いつまでも鎮静剤だけじゃな・・・」
医者は美咲を見て、ため息をついている。看護師が一人の医者と一緒に保護室前に来た。
「あ、石井君。美咲ちゃんは当分保護室な」
「やっぱり、回復プログラムでは無理ですか?」
石井と呼ばれた医者は困惑している。
「ダルクでも手に負えないと言われてますからね・・・」
「相当強い成分なのだろう。混合麻薬でもコイツは厄介だな」
石井と医者はお互いどうするか悩んでいた。一人の看護師がある名案が浮かぶ。
「催眠療法はどうでしょうか?」
「それもやったが、効果は無しだ。してる最中に暴れて男性看護師を怪我させたからな・・・」
医者は悩んで、
「とりあえず、どうするかは検討しよう。というよりあのガーベラとかいう麻薬自体を研究せねばな。石井君、とりあえずブローカーと接触してガーベラを持ってきてれんか?」
「わ、私がですか?でも私も患者が・・」
「君の担当は当分、誰かに変えさせよう。それとも欲しくないのかね・・?どんな方法でもいい。ガーベラを手に入れるんだ」
医者は石井の肩を『ポン』と叩き、保護室前から去った。
「・・どうするかな」
「石井先生・・」
石井は悩んでいるときにまた美咲の悲鳴が保護室から聞こえてきた。
「鎮静剤、薄くなるの早くないか?」
「相当強い奴なんですけど」
「とりあえず、持ってきてくれ」
「はい」
看護師はパタパタと医局の方へと走り去っていった。
「・・・なんとかしなきゃな・・」









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