NEXT DESTINATION② 次の旅先案内 豪華客船シルバーシーで巡るエーゲ海の古代遺跡 vol.1 キプロス島を出航

カテゴリー/ VISIT |投稿者/ Gouret&Traveller
2017年01月04日

_16a8230チェックインはシャンパンとともに

キプロス島は、トルコの東に位置し、群青の海、エーゲ海に浮かぶ。イギリス連邦の加盟国だが、トルコとの領土争いを長く続けており、北部はトルコのみが承認する北キプロス・トルコ共和国となっている。公用語はギリシア語。美と愛の女神アフロディーテ(ヴィーナス)誕生の地としてギリシア神話に登場する。四国の半分くらいのサイズのこの島には、古代から文明を築いてきた多くの古代史跡が散在している・・・・・・。

そんな程度のまったく予備知識のないまま、パリから今回のクルーズの出発港リマソールに近い、ラルナカまで飛んだ。キプロス島の中央南に位置する、キプロス第2の港湾都市だ。11月中旬のエーゲ海は、夏の刺すような太陽もなく、やわらかでおだやかに降り注ぐ光が心地よい。半袖でちょうどいいくらいの気温が続き、クルーズ旅には絶好の時期だ。

ラルナカ空港にはネットでみつけたタクシーの送迎サービスを頼んでおいた。メールですぐに返信が届き、キプロスが信頼できそうな安全な国であることを確認。未知の国への到着の最初の一歩は安心して迎えたい。飛行機は約1時間も遅れて到着。果たしてタクシーが待っていてくれるのか。荷物を受け取り空港の外に出ると、名前を掲げたドライバーさんをすぐに発見しほっとする。「このぐらいの遅れは毎回なんです」と、なまりのないきれいな英語で教えてくれた。国民性か、人々がとても穏やかで、親切。ホテルで迎えてくれたレセプションでも、レストランでも、カフェでもそれぞれに好印象を受けた。夕方にホテルに到着し、その日はホテルのレストランで、この国で一般的なギリシャ料理「ムサカ」で夕食を満喫。

_16a8168港に寄航している客船に乗船するのは、翌日の13時。こういう機会がなければ、訪れることもないだろう、ギリシア神話にも登場するこのロマンチックな港町を歩いてみたい、と朝早くから浜辺に出る。エーゲ海の風を受けてオープンテラスでとる朝食が心地よい。夏には混雑するであろうリゾート地のビーチも閑散として海も優しい表情を浮かべている。

_16a8180乗船する港のすぐ近くのホテルに宿泊したが、乗船までにホテルですすめられた古代遺跡、クリオンに寄ることにした。崖の上に広がる広大な遺跡。紀元前14世紀ごろ、ペロポネソス半島からやってきたアカイヤ人の植民地として発展したという。海に突き出た岬の高台にあり、東西に伸びる広大な敷地からの、エーゲ海を見下ろす絶景に息をのむ。遺跡は3キロにわたって点在しているが、なかでも保存状態の良いローマ式円形劇場は、眼下の海に向かって広がり壮大だ。ここからゆるい坂道を上ると、バジリカ、アゴラなどの遺跡が密集した一画がある。崖の上の空と海が溶ける見晴らしが雄大なテラスは複雑に組まれたモザイクで一面に埋め尽くされている。古代の富豪の邸宅だったのだろうか。近隣にも古代遺跡が散在しているが、乗船の時間が迫ってきた。

 

_16a8236港に停泊している客船が見えてきた。ハーバーでチェックインをしてシャンパンで迎えられて乗船。レセプションでパスポートを預けると、カードキーを渡され、さっそく専属バトラーが待つ6階の客室へと案内される。テラスのついた客室はすべて海を望み、ゆったりとした大理石のバスタブを備えるスイート仕様。リビングには、クーラーに冷えたシャンパンとグラスが用意されている。旅の荷物の整理は専属バトラーに託して、テラスで潮風を受けながらシャンパンを楽しむ。

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img_4548img_2346専属バトラーはモーリシャス人のエキゾチックなヴァンサンくん。1人のスタッフがゲスト1.3人のケアをするという極上のホスピタリティを体験できるラグジュアリーなクルーズライン、シルバーシー。「どちらがお好みですか」と、広々としたバスルームに置くアメニティ、ブルガリとフェラガモのセットを持ってきてくれた。ブルガリを選ぶと使い勝手のよいシェルフのついた広い洗面台にセッティングしてくれる。

 

水平線を眺めながら気ままに過ごす

部屋の救命胴衣を持って甲板に集まり、みんなで避難訓練を受けると、いよいよ出航も間近かになる。夕闇がせまったころ、汽笛をならして港を船が離れる。翌日朝8時には、トルコのフェティエに到着だ。クルーズのハイライトはなんといっても食事である。これからの旅には美食の数々が待ち受けている。クルーズ船のなかでも、シルバーシーの食のクオリティは評価が高い。チップも含まれるオールインクルーシブで、ドリンクも食事も支払いを気にせず望むままに楽しめる。

_16a8710メイン・ダイニングの「ザ・レストラン」、唯一の洋上のルレ・エ・シャトー「ル・シャンパン」、スローフードを取り入れたイタリアン・レストラン「ラ・テラッツァ」、カジュアル・レストラン「プール・グリル/ザ・グリル」の4か所。そのどの空間もエレガントにしつらえられ、朝昼夕の食事の時間を華やかに演出してくれる。

 

img_2813img_2816イタリアンをメインに、吟味した食材での豊富なアラカルトメニュー、ワインも赤、白、ロゼとテイスティングしながらさまざまな味が楽しめる。ルームサービスもいつでも頼むことができるので、テラスで朝食やランチもクルーズならではの優雅なひとときだ。初日の夜は、メイン・ダイニングの「ザ・レストラン」でイタリアンのコースを味わうことにした。

 

ごちそうのあとはフォーマルなドレスに身を包んでダンスパーティへ。今回のクルーズには日本人の姿がなく、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスを筆頭に欧米からのゲストが多い。熟年のカップルが、ラメのロングドレスにタキシードで踊る姿は壮観である。豪華客船ならではのセレブな雰囲気に包まれた夜がふけていく。華やいだ気分そのままに、世界の王室御用達ブランド、イタリアのプラテージ製のリネン、羽布団に包まれて眠りにつく極上の一夜を過ごす。

Photos&Text Sarah Boon

www.silversea.jp

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