NEXT DESTINATION① 次の旅先案内 絶景の連続 マルタ島vol.2

カテゴリー/ VISIT |投稿者/ Gouret&Traveller
2016年12月20日
 
NEXT DESTINATION① 次に出かけるならこんな旅先はいかがですか? 
 
絶景の連続 マルタ島 Vol.2
 
「静寂の町」旧首都、イムディーナ
img_6174前回は現在の首都、ヴァレッタをご紹介しましたが、今回は、島内の見どころをご紹介します。まず訪れたいのは、マルタの旧首都、イムディーナと呼ばれる、中世の趣きを色濃く残す古都です。当時は多くの貴族が住み、栄華を誇っていましたが、いまは、「サイレント・シティ(静寂の町)」 という異名がつけられた、住民300人ほどの小さな町となっています。12世紀の建物も存在し、映画「モンテ・クリスト伯」の名場面でも登場します。 路地が多く、ひとたび迷い込むと、中世にタイムトリップしたかのような不思議な感覚に陥ります。イエローストーンの町並みは、優しく静かに観光客を迎えてくれます。

_dsc7319海まで見通せる高台にあり軍事的要所でもあったこの都は、フェニキア人によって紀元前700年に要塞化され、長い歴史をいまに伝えています。紀元60年には、乗っていた船がマルタで難破し、使徒パウロがイムディーナで暮らしたという言い伝えも残っています。マルタがローマ帝国の支配を受けると、ローマの知事は自身の邸宅をイムディーナに建て、以来、貴族が暮らす街となったそうです。ノルマン建築、バロック様式などさまざまな様式の邸宅や教会が混在して残っており、建築的にも見ごたえがあります。家並みのいたるところに見られるキリスト像は敬虔なカトリック国であることを物語っています。

_dsc7362この街のシンボル、聖パウロ聖堂は、修復と拡張が繰り返されたバロック様式の大聖堂です。キリスト教は起源60年頃、使徒パウロによりマルタに伝わりました。パウロは、政治的反逆者としてローマにて審理されるために旅の途中でしたが、マルタ近海で嵐にあい、難破してしまいます。言い伝えによれば、パウロと使徒は洞窟に非難し、その地は、現在、イムディーナの近くの町、ラバトにある聖パウロのカタコンベとして知られています。島に滞在中、パウロは、ローマ人の首長、プープリウスの父の高熱を治めたとから、プープリウスがキリスト教に転向したといわれ、マルタで初の大司教となりました。この聖堂はかつてプープリウスの家であったところに建っていると伝えられています。
石畳を走る馬車、風情あふれるカフェ、荘厳な教会、華麗な貴族の館などを散策しながら中世の面影に浸ることができます。曲がりくねった路地をバスティオン広場まで歩けば、目を見張るほどの絶景が眼下に広がります。

 
古代巨石群遺跡めぐり ハジャー・イム ジュガンティーア
28_dsc7678マルタ島とゴゾ島には、紀元前約2000年~5000年にも遡る巨石遺跡が点在しています。現在のところ、30基以上の巨石神殿が確認されています。タルシーン神殿、ハジャーイム神殿、イムナイドラ神殿などは、クリスマス、お正月、グットフライデーを除いて一般公開されています。
マルタの古代遺跡はギリシアをはじめとする近隣の古代文明にも例がなく、現在のところ謎の文明で、多くの考古学者や旅行者を惹きつけています。世界最古の巨石遺跡はエジプトのピラミッドであるとの説をくつがえし、マルタの遺跡はそれ以前のものであると科学的に証明されています。上空から見ると、丸い房が連なったような形状に見えることから、豊満な女性の体を表しているのではないかとの説があります。周辺からは、豊満な肉体の女神の土偶が出土し、「マルタのヴィーナス」と呼ばれています。石板が縦横緻密にきっちりと組み合わされ、強度を高めた壁は、高度な建築技術があったことを裏付けています。

img_6338紀元前3600年から3000年にかけて建造されたといわれているマルタ最古の巨石神殿は、ゴゾ島の中央にあるにあるジュガンティーア神殿「巨人の塔」と呼ばれ、石灰岩の平野のなかに忽然と姿を現す巨石群は、女の巨人が建てたという伝説があります。先史時代の神殿のなかでも保存がよく、最大の規模を誇っています。

_dsc83001840年、1893年に発掘された現存する神殿群のなかでも状態が良いとされるハジャーイム神殿ムナイドラ神殿。強い海風を避けるため現在はテントで保護されているハジャーイム神殿は、紀元前2700年ごろの遺跡です。マルタの50セントコインの裏側には、ハジャー・イム神殿の正門が描かれています。
イムナイドラ神殿は、年に2回、春分の日と秋分の日の朝のみ、この正面の門から垂直に太陽が昇って見え、さらに光は正門の対角奥に位置する支柱を照らすという不思議な現象が起こります。春秋分の日に見られるこの現象は、神殿を建設する際に意図的に設計されたと考えられています。まだ解明されていない謎の多い遺跡ですが、先史時代、季節の移り変わりを太陽の位置で判断していたと考えられています。毎年、この現象が起こる日は見学ツアーが行われますので、興味のある方は、Heritage Maltaのホームページなどでチェックしておくとよいでしょう。隣接する博物館では実際に石に触れることができるほか、どのようにして神殿が建造され、発見されたのか、迫力ある映像(日本語版あり)で見ることができます。

 
絶景のハーバー、スリーシティーズ
_dsc7602スリーシティーズはその名の通り、ヴィットリーオーザ、セングレア、コスピークワの3つの町の総称です。天気の良い日にはグランドハーバーを運航している’Dghajsa(ダイシャ)という伝統的なボートのウォータータクシーに乗って海からヴァレッタやスリーシティーズを眺めながら対岸へ渡るのもおすすめ。
1530年、聖ヨハネ騎士団がマルタ島に本拠地を移転した際の首都、イムディーナが内陸の町だったため、オスマン・トルコ帝国との戦いに備えて、十分な防衛対策を取るために、海沿いの漁村ビルグ(現ヴィットリーオーザ)に本拠地を構えました。その後、隣の半島リスラに、当時の騎士団長クロード・デ・ラ・セングルの名前からセングレアと名付けられた町が作られました。
_dsc7581このエリアのハイライトは、グランドハーバーを挟んで対岸にはヴァレッタ、右手には聖アンジェロ砦を一望できる絶景ポイント、ガードヨーラ公園- セングレアポイント、監視塔ヴェデッテ。セングレアの半島の先端に位置する海に突き出た監視塔です。この監視塔には、監視の象徴として、目、耳、鶴が彫刻されていますので、注意して見つけてみましょう。

 
貴族の館のカフェで優雅なランチ パラッツォ・パリジオ
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時間があれば、マルタ島の中央に位置する緑豊かな町、ナッシャールにあるパラッツォ・パリジオを訪ねましょう。スリーマ、セントジュリアンからは45 ,46, 40番のバスで1本で30 分弱。18世紀、シクルーナ侯爵によって建てられたイタリア風の宮殿で、一般公開されている内部の見学もできます。「ミニ・ヴェルサイユ」と呼ばれ、美しい天井画のあるエントランスをくぐると、豪華絢爛な装飾、絵画、調度品に目を奪われます。続いて、ブーゲンビリアなどの美しい花々が咲き誇る庭園が広がります。ウェディングや各種セレモニーにも利用されていますが、庭園には「カフェ・ルナ」が併設されており、緑あふれる庭園を眺めながら、マルタ島のビール、チスクや名産のサボテンのリキュール、タイトラ・リカーでひと休み。ランチにはパスタやパニーニなど軽いイタリアンや3時からは英国式アフタヌーンティーも楽しむことができます。

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マルタ島の情報はマルタ観光局のホームページを参考にしてください
http://www.mtajapan.com/

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