ケーブルカー止まる 乗客40人一時閉込められる
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和歌山県の高野山に向かうケーブルカーが、雪の影響とみられる故障で運転ができなくなり、上りと下りの車両に乗客乗員およそ40人が一時、閉じ込められた状態になりました。
南海電鉄によりますと、南海電鉄高野線の極楽橋駅と高野山駅を結ぶケーブルカー「高野山ケーブル」は午前10時すぎから、雪の影響とみられる故障で運転できなくなりました。
上りと下りのそれぞれ2両編成の車両が途中で止まった状態になり、上りの車両では乗客およそ30人と乗員が1人、下りの車両では乗客がおよそ10人と乗員が1人が、一時、閉じ込められた状態となりました。
その後、午前11時半ごろから徐行運転を始め、正午前には全員を駅に降ろしたということです。南海電鉄によると車両内の暖房などは効いていて、けが人や気分が悪くなった人はいないということです。
南海電鉄は故障の原因を調べています。
上りと下りのそれぞれ2両編成の車両が途中で止まった状態になり、上りの車両では乗客およそ30人と乗員が1人、下りの車両では乗客がおよそ10人と乗員が1人が、一時、閉じ込められた状態となりました。
その後、午前11時半ごろから徐行運転を始め、正午前には全員を駅に降ろしたということです。南海電鉄によると車両内の暖房などは効いていて、けが人や気分が悪くなった人はいないということです。
南海電鉄は故障の原因を調べています。
秋田県から観光で訪れ、一時、ケーブルカーに閉じ込められた舛谷誠子(52)さんは「高野山に向かう途中、ケーブルカーが急に止まって驚いた。車掌のほか、あらかじめ乗っていた従業員もいて停車後に雪を取り除く作業にあたっていたため、乗客に大きな混乱はなかった。ケーブルカーは動いては止まってを繰り返し、2時間ほどたって目的地に着いたときにはほっとした。まさか自分が閉じ込められるとは思っていなかったが、ケーブルカーの会社は、雪の影響も考えて運行してほしい」と話していました。
復旧見通したたず
南海電鉄高野山駅の担当者は「これほどの積雪の経験はない。車両などにどんどん雪が積もっていってその重みが故障につながったのではないか」としています。南海電鉄によりますと現在ケーブルカーの運転は取りやめていて、復旧の見通しはたっていないということです。