2017年2月10日11時51分
競売で落札した住宅をリフォームして販売する不動産会社「MRエステート」(東京都板橋区)が約1億円の所得を隠し、約2400万円を脱税したとして、東京国税局が同社と目時健二・実質経営者(65)を法人税法違反の疑いで東京地検に告発したことがわかった。すでに修正申告し、納税しているという。
関係者によると、同社は2015年2月期までの3年間、売り上げの一部を除外したり、うその領収書を作って架空経費を計上したりして、所得を少なく見せかけた疑いがある。脱税で浮かせた金は事業資金に充てられたとみられる。
目時経営者は弁護士を通じ「今後は正しい申告・納税に努める」などとコメントした。
民間信用調査会社などによると、同社は大手ゼネコンでの勤務経験がある目時経営者が2010年に設立。14年2月期の売上高は約2億5千万円。競売で安く仕入れた戸建て住宅を改装して販売するなどし、取扱件数を増やしていたとみられる。
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朝日新聞社会部