蹴球探訪
異端のレジェンド 土屋征夫 41歳9カ月“J1最年長出場”(5月25日)
【スポーツ】[競泳]萩野、術後初戦はマドリードOP 復帰に手応え「試合勘意識」2017年2月10日 紙面から
競泳のリオデジャネイロ五輪男子400メートル個人メドレー金メダリストの萩野公介(22)=東洋大=が9日、昨秋の右肘手術からの復帰初戦を3月中旬のマドリード・オープンにする方針を明らかにした。実戦復帰を経て今夏の世界選手権(ブダペスト)代表選考会となる4月の日本選手権(名古屋)に挑む。 ◇ 萩野が満を持して水の戦いに戻ってくる。この日、東京都北区の国立スポーツ科学センター(JISS)で行われた日本水連の公開合宿。ライバルの瀬戸大也(JSS毛呂山)らと練習の励んだ萩野は「試合に出る状態には来ている。試合勘や集中力の持っていき方を意識しながらレースに臨みたい。」と昨年9月の国体以来となる復帰戦へ、手応えと意気込みを口にした。 指導する平井伯昌コーチ(53)も「3月にマドリードで復帰戦を泳ぐ。3日間で5種目をイメージしている」と10〜12日のマドリード・オープンに出場することを明言した。2月下旬からスペイン・シエラネバダで高地合宿を行いそのまま大会に出場する予定で、本職の400メートル個人メドレーをはじめ、5種目に出場し実戦感覚を取り戻す考えだ。 肘の状態についても萩野は「手術した後の方が泳ぎやすいし、肘の伸びも違う」と万全を強調。瀬戸や200メートル平泳ぎで世界新記録を樹立した渡辺一平(早大)らにも刺激を受けながら順調に復活の階段を上っている。 4月の日本選手権についても平井コーチは「200メートル個人メドレー、400メートル個人メドレー、200メートル自由形は決まっている。400メートル自由形も行ける」と多種目チャレンジも見据える。怪物の完全復活はすぐそこまで迫っている。 (川村庸介) ◇萩野復帰への道のり ◆2015年 ▼6月 フランスでの高地合宿中に自転車で転倒し右肘を骨折、世界選手権(ロシア・カザン)出場を断念 ▼11月 記録会で実戦復帰 ◆16年 ▼8月 リオ五輪400メートル個人メドレー金メダル獲得も、全競技終了後に悪化が判明。平井コーチが手術を示唆 ▼9月末 右肘を手術 ▼12月 本格的な練習を再開 ◆池江に雪辱期す 今井月リオ五輪女子200メートル個人メドレー代表で、愛知・豊川高1年の今井月(日本コカ・コーラ)は地元で行われる日本選手権について「100メートル平泳ぎ、200メートル平泳ぎ、200メートル個人メドレーは決まっている」と出場種目を明かした。1月の東京都選手権200メートル個人メドレーで同い年の池江に敗れ2位だったが「自分の中でダメージになっているが、頑張れている」と雪辱を誓っていた。 PR情報
|