山中慎介が恒例の10Rスパー 左で倒す場面も
「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(3月2日、両国国技館)
12度目の防衛戦に臨む山中慎介(帝拳)が9日、都内のジムで試合3週間前恒例の10ラウンドのスパーリングを行った。
最初の6回はWBCアジアスーパーバンタム級王者で16勝(14KO)無敗の戦績を持つ20歳のレイマート・ガバリョ。後半の4回は戸部良平(三迫)や岩佐亮佑(セレス)と対戦経験のあるリチャード・プミクピック。タイプの違う、生きのいいフィリピン人パートナー相手に、ジャブと左ストレートを中心に打ち合った。
6回には左ストレートでガバリョをあおむけに倒したが「あれはタイミングがたまたまよかっただけ」と言う。本人の中ではより手応えのある左があった。
「(左を)警戒されている中で、左を当てられたのは自信になる。スパーリングごとに精度が上がってきている。2人目は重さがあって距離を詰められて手数が少なかったかな、とは思うけどしっかり10ラウンドできた」と満足そうに振り返った。