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竹中が東洋太平洋フェザー級V3 世界も視野に「声かかればいつでも」

勝利を喜ぶ竹中(左から2人目)と麻生(同3人目)
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 「ボクシング・東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ」(9日、後楽園ホール)

 王者・竹中良(三迫)が同級11位の荒谷龍人(KG大和)を4回1分40秒KOで下し、3度目の防衛に成功した。竹中は16勝(9KO)3敗1分、荒谷は11勝(3KO)5敗1分とした。

 1回、荒谷の挑戦者らしい積極的な攻撃を許した。長いリーチを生かした右ストレート、左ボディーに守勢に回ったのもつかの間、竹中はワンツー、右のボディーストレートで反撃。

 2回には「距離感がつかめた」と早くも試合のペースをつかみにいった。「1回は防御に回り過ぎていたし、がむしゃらに打ってきていたので、打ち終わりを狙っていた」と右のカウンターでぐらつかせ、さらに来たところに会心の右で倒してみせた。足にきている荒谷を仕留めるのは時間の問題だった。4回、左右でラッシュをかけると相手陣営がタオルを投げ入れ棄権した。

 今回の調整は、これまで以上に下半身を鍛え上げた。走り込みも長距離だけでなく、短距離、階段上りなどさまざまなパターンをこなした。さらにウエートトレーニングで足をいじめ抜いた。「足元がしっかりするとジャブが効いているのが分かった」と効果を実感していた。

 今後は防衛を目指す一方で「世界の声がかかればいつでも」と世界タイトルを目指す。三迫会長も「海外で合宿したりして慣れてきているし、トライしたい。WBC8位だし、勝負をかけるところがあれば」と機をうかがっている。

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