2013-05-20
朝礼でこんな話をしました。
今週の火曜日、水曜日に2・3年生は中間テストがありますね。勉強してますか。勉強しようとすると、やたら部屋の掃除がしたくなったり、資料集の写真ばかり眺めてたり、ちょっとだけと思いつつテレビを見たり漫画を読んだりしたしまう・・・。わたしの経験です。そこで集中力についてお話をします。
集中力とは、ある物事に注意を集中すると成績が上がる。そのときに意識を向ける力のことを言います。一つのことに意識を集中させる能力のことを言います。日曜日の朝6時15分から「所さんの目がテン」という番組(わたしが新任の頃(今から28年前ころ)から放送されている番組で、とてもおもしろい(ときどきとんでもない実験をします)ので、ぜひ見てください)をテレビで放送しています。その中で集中力について科学していました。野球をやったことのない女の子(ただし全国高校生カルタ取り大会の準優勝者)が時速150キロメートルのピッチングマシンのボールを10球中7球打ち返しちゃうんです。他にも二人(一人は男子、二人ともただの高校生ではなかったが)が挑戦していましたが、10球中5球は打ち返してしまうんです。二人とも超人的集中力ですよね。
それではまずはじめに、集中力をアップさせるためには何をすればいいのかを話します。「かわいいと思うものの写真を見る」これは広島大学大学院准教授の入戸野宏准教授が研究していることなんですが、勉強をする前に成長した犬や猫の写真を見ると、その効率が12パーセントアップしたというのです。また成長した犬や猫ではなくて、子犬や子猫の写真では、なんと44パーセントも効率がアップしたそうです。そこで番組では「キュート」というアイドルグループのファンに、その写真を30秒見せてどう変わるかという実験をしました。なんと5人中4人の集中力がアップしたんです。「自分がかわいいと思うものであればあるほど集中力はアップする」と入戸野先生はおっしゃっています。ではなぜ自分がかわいいと思う写真を見るだけで集中力がアップするのか。自分がかわいいと思うものの写真を見ると、もっと近くで見たいとかもっと詳しく知りたいと思います。そうすると写真の細かいところまで見るようになり細かいところを見るために集中力が必要になります。結果、集中力がアップするのだそうです。
二つ目に集中力をリフレッシュ(持続)させる方法を話します。
番組では50分間ペン習字を練習して10分間休憩するということを3セット行って集中力の変化を見るという実験をしていました。その休憩の過ごし方(①好きな音楽を聴く②机に伏して眠る③あめをなめる④部屋の中を歩き回る⑤目標を紙に書いて見つめる)を変えて実験しました。結果は①がアップで②が横ばい③~⑤が低下していました。次に本当に好きな音楽を聴くことで集中力は持続するのかの検証で、8人に好きな音楽を聴いてもらって同じようにペン習字・休憩を3セットしてもらうと、なんと8人中7人が集中力がアップしていたのです。日本大学文理学部教授の森昭雄先生は、漢字を書いている場合、目からの刺激(視覚刺激)によって脳が働いている。音楽の場合耳からの音刺激(聴覚刺激)なので、働いている脳の場所が違う。だから10分間でも脳はリフレッシュすることができ、集中力のアップにつながっているんだそうです。
さて、脳を鍛え集中力を高めるときはまさに今です。いろんなことを考えて脳を鍛えてください。それはテストや教科の勉強だけではありません。友だちのこともそうです。始業式に話をしましたが、誰かに嫌なことを言ったり能力をふるったり、無視したりしてませんか。それは人としての脳を退化させています。自分でしっかり考えて、自分で脳を鍛えてください。それはつまり自分の心を鍛えることなんです。
集中力から少し離れた話になってしまいましたが、こんな話をしました。