02月09日 18時53分
札幌市が発注した市営野球場の工事の入札で、官製談合事件に関わった業者が2年前に行われた円山動物園の工事の入札でも市の職員の指示を受けて不正な入札を行っていた疑いがあることがわかりました。
市は詳しい経緯を調べていて、近く関係した職員を処分する方針です。
不正が行われた疑いがあるのは、札幌市がおととし6月に発注した円山動物園のアフリカゾーンの柵を設置する工事の指名競争入札です。
入札には5つの業者が参加し、札幌市の建築関連業、鬼木製作所が320万円で落札していますが、この会社の元社員によりますと当時、円山動物園の職員から「今回は忙しいので入札をやらない。金額は320万円でいいか」などと事前に説明を受けていたということです。
元社員はその後、入札に参加させるほかの業者をみずから選定し、必要な見積書なども回収して市に提出していたということです。
元社員は札幌市の市営野球場の工事の入札をめぐる官製談合事件で逮捕され、不起訴処分となっています。
NHKの取材に対し、元社員は入札に際し、市が行う作業が業者に丸投げされている実態を明らかにしたうえで「札幌市ではほかの部署でも同様の不正が繰り返されている」と指摘しています。
これに対して、札幌市の担当者は「元社員からは動物園以外の工事でも不正な入札が行われたという情報が寄せられている。現在、調査を進めていて近く不正に関わった職員を処分したい」と話しています。
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